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2016年読み終わった本64冊目。


『なんでわざわざ中年体育』

体育の必要性をひしひしと感じるここ数年。

わたしに必要なのはスポーツではなく「体育」だわ、と思っていたところ。

自主的にやるのはもう無理。
だって、ここ数年毎日「運動しなくちゃ」「今週こそ」「明日こそ」「今日こそ」と思い続けて、まったくやらないもの。
やらないなら思うなよ自分よ。

最近血圧が上がりすぎてもう本当にやらなくちゃ、と思っていたところに「体育」の文字。

そうそう、自主的じゃなくて決まった時間に強制的にやらされるものでなくちゃ、と勝手に思って読みました。


角田さんがいろいろな運動にチャレンジするのか?毎日のトレーニングを紹介しているのか?と予想して読み始めましたが、実際にはほとんどがマラソン、あとはトレイルランニングと登山。

少しだけヨガとボルダリング体験が出てくるという内容でした。

さすが文章がうまくエッセイとしてはおもしろかったのですが、体育の参考にはならず・・・

フルマラソンを走るってわたしには本当に考えられない。
そこの横断歩道だって走って渡れないよ。

登山も考えられない。
階段は2Fまでならなんとか、3Fは厳しい。


もともと、角田さんが平日の9時~17時まで執筆(12時休憩)というスタイルにものすごくあこがれていました。

自営なのにこんなにきちんとコントロールできて、なおかつあんなに小説を書ける方は、ちゃんと走っているのだ。
(村上春樹系?)


ということで参考にはならなかったと言いつつ、若干のモチベーションは上げてもらった気がするこの本。

わたしの体育活動はどうなる!?どうする!?

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『なんでわざわざ中年体育』
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2016-12-11 08:35 | 読書記録 | Comments(0)
2016年読み終わった本61冊目。


『さがしもの』角田光代

8月の終わりの金沢旅のときに読んだものです。

金沢旅はメディカルハーブ検定受検もセットだったので、本はそのテキストしか持っていかず、何冊か現地購入したのでした。

収められている短編はすべて本にまつわる物語。

読み終わってから知りましたが、文庫のタイトルと違い、単行本では『この本が、世界に存在することに』なのそうです。

元のタイトルのほうがぐっときますが、文庫タイトルはさらに売ろうとしてつけるのでしょうね。
まぁよく考えず、本の物語だということもわからないまま買ったのですけどね。

この物語の中で人と本との関わり方はいろいろだけれど、わたしのように本に囲まれて生きていない人にも、きっとなにか本との物語はあるだろうと思う。
9つの物語の中に、必ずみんなの物語があるはず。

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『さがしもの』角田光代
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2016-11-22 21:56 | 読書記録 | Comments(0)

読んだ本記録 『平凡』

2014年読み終わった本68冊目。


『平凡』角田光代

人生は選択の連続でできている。

もしあのとき今とは違う方を選んでいたら。
または選んでいなかったら。

もしかしてこうなっていたかも。
またはこうなっていなかったかも。

その「もし」を描いた作品が6つ収められています。

だから6人のもしかしたら。


誰だってそういうこと、たまに考えることありますよね。
もしあのとき・・・。

でも、結局結果は同じなのではないか。

ちょっとくらい生活が違っても、人生の核のようなものは同じなのではないのかな。


この本の6つの物語を読んでいると、たのしい気分にはならなかったけど、みんな自分のかけらみたいで、かなしくていとおしいような気分になりました。

小さな選択も大きな選択もずっと続く。

「もし」はないけれど、たまに想像するくらいならいいかもしれない。

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『平凡』角田光代
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2014-08-02 21:31 | 読書記録 | Comments(0)
2013年2冊目に読み終わった本。

『八日目の蝉』角田光代

昨年末ブックオフに本を売りに行ったときに105円棚から購入しました。

ブックオフ、売るのにはよく行くけど購入は10年ぶりとかそれ以上ぶり。
映画化されたベストセラーのせいか、新品同様のきれいさで105円だったので。


面白い小説は困る。
生活を脅かす。
何もせずに読みふけっていたい。

面白くて一気に読み終わったはいいものの、振り返って考えてみると、誰一人いい人(そもそもいい人って・・・この基準があるようでない曖昧なものだけど)もいないし感情移入できる人物もいない。
どこにも救いがないのだ。

しいていえばそれでも命は命、ということか。
生命の尊さとか?

「母性」をテーマにしているとも言いたくないし。

なんだったんだこれは。

後味が悪いってこともないけど。


主人公(不倫相手の妻の産んだ子どもを誘拐して逃亡した女性)の感情もいまひとつ伝わってこなかった。
自分が子どもを産めなかったから?
愛した人の子どもだから?
母になりたかったから?

人間はみんな悲しい。

さらに考えてみれば、作者はあえて感情移入させないように人物を描いたのかも。
不倫や誘拐や逃亡が美談になってしまわないように。


この救いようのない小説が、一気読みの面白さって。

エンターテインメントと考えればものすごくよくできていると思います。

Amazonのレビューも賛否両論。
売れるってことはこういうことだな。
感動したという声の方がずっと多いのですけどね。

100人が100人感動ってことはないのだ。
どんなによくできた作品でも。


すごく面白かった。
でも好きというのは難しい。

というのが全体としての感想かな。

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『八日目の蝉』角田光代
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2013-02-06 07:33 | 読書記録 | Comments(0)