2013年11冊目に読み終わった本。

『財布のつぶやき』群ようこ
老後のお金についてのエッセイ、ということで読みましたが老後のお金については3分の1程度で、残りは家のことや食事のことや日常のいろいろ。
またも商品説明に偽りあり、で少し頭にきたけどまぁいいか。
50代になり老後のいろいろを考え始めた著者。
まだ50ではないが数年後の自分がありありと浮かぶようで、苦笑いとちょっとした哀愁・・・
中でも読書について書かれたものはまさに今のわたしの状況と寸分違わず同じであった。
『老眼鏡をかけたり外したりで疲れるから読書量が減る。』
→そうなのよーものすごく疲れる。頭痛もする。
『仕事上必要な本を読む合間の気分転換に自分の好きな本を読むことができなくなった。』
→そう、読書の気分転換は読書だったのに。目が許してくれない。
『読書というものは、こんなに体力、集中力、気力が必要なものとは、この歳になるまでわからなかった。』
→そうだよー文字通り寝食を忘れて読書ができるのが若さのおかげだったなんて。
確実にやってくる「老い」とどう向き合うか、がこれからの課題なのですね。
時に驚いたり傷ついたりしてしまうんだけど、できるだけそうせず嬉しいことや楽しいこととしてとらえる練習を日々しなくては、と思います。
それを、群さんが教えてくれるのです。
そういえば、「ビリーズブートキャンプ」を買ったエピソードが出てきました。
なつかしすぎる。
この本に出てこなければ一生思い出すことのなかった人ビリー。
時は移り変わる。
老化もするわけだし人の心も変化するわけです。
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『財布のつぶやき』群ようこ
お気に入り度★★★☆☆