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2019年読み終わった本6冊目。


『ミルコの出版グルグル講義』山口ミルコ

山口ミルコさんの本はずっと読んでいる。
これでたぶん4冊目くらい。

大学で出版についての講義を受け持つことになったが、この本ではその講義の内容が書かれているわけではなく、出版についてのグルグルや自分自身のグルグルが飾らない文章で書いてある。

中でも、本を作るところ、本が葬られるところが書いてあって興味深かったが、物体としての本が好きなので、売れなかった本が裁断されてドロドロに溶かされる様子は胸が痛みました。

出版のことを読みたいと思って手にとったら違うところもあると思うかもしれないけれど、ミルコさんの他の本を読んで、もうその文章が好きになっているので、いろいろと考えさせられながらじっくり読むことができる。


1月は読書がどんどん進んでたくさん読んだのですが、2月になってから、かつてないくらい読書量が少ない。
今日書いたこの本も読んだのは1月前半。
2月はぜんぜん読んでない・・・なんだろうここ最近。

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『ミルコの出版グルグル講義』山口ミルコお気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2019-02-26 21:11 | 読書記録 | Comments(0)
2017年読み終わった本46冊目。


『似合わない服』山口ミルコ

山口ミルコさん3冊目。

読んだ本記録 『毛のない生活』
 読んだ本記録 『毛の力: ロシア・ファーロードをゆく』

印象的なイラスト(吉田戦車)とタイトルからは何について書いた本かわからないけれど、これはがん闘病後のその後のさまざまな自問自答の記録。

がんを「似合わない服」にたとえている。

まとめ(あとがき)より
『がん=バブル=資本主義? もしかしてそれらをぜんぶひっくるめて、私たちの着ていた「似合わない服」と呼んでいいのではないかしら?』

著者の山口さんとは同世代なので、レベルは違えどバブルの頃浮かれたバカ女(失礼)だった過去は共通している。

冒頭の「似合わない服」という章では、闘病以前のバブル生活を綴っています。
ひとつひとつはぜんぜん違う生活なのに、同じ空気をすっているような感じで、読んでいると苦しくなる。


似合わない服を着ていても、誰も似合わないとは言ってくれないから、自分で考えて自分で何とかするしかないのだ。

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『似合わない服』山口ミルコ
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2017-11-14 07:06 | 読書記録 | Comments(0)
2015年読み終わった本16冊目。


『毛の力: ロシア・ファーロードをゆく』山口ミルコ

『毛のない生活』で、抗がん剤治療によって毛のない生活を送った著者のその後のお話です。

読んだ本記録 『毛のない生活』

前作でも『何度でも 復活しよう そうしよう』という言葉が胸を打ったが、今回もそれを実現するような内容。

「毛」つながりだけど今回の「毛」は髪のお話ではなく、動物の毛。

その動物は、クロテンです。
テン?アライグマの小さいみたいなものだっけ?(姿は浮かばない・・・)


ミルコさんというお名前は、ロシア語のミール(世界・平和)からきているそうだ。

音だけでもかわいくて素敵なペンネームと勝手に思っていたが、仕事でロシア(旧ソ連)と関係が深かったお父様がつけてくれた本名だそう。

がん闘病を経て新たな生活を送る著者が、自分の名前のルーツであるロシアを旅するお話。

ロシアの歴史をたどるとクロテン(毛皮にされる)との関係が深いそうで、クロテンを追ってヨーロッパ側からシベリアに進んで行った道をシルクロードならぬファーロードというのだそうだ。

クロテンの毛皮は、ものすごく貴重なものだったのですね。
この本を読んで初めて知りました。

そういえば、ロシア=毛皮の帽子(これも画一的なイメージ)だな・・・

ロシアを旅するなかで生命について考える著者の前作と同じくまっすぐな言葉が刺さります。


内容とは直接関係ないけれど、「ノルマ」もロシア語だとこの本で知りました。


なにかの結論が出るとかそういうことではないけれど、自分の道を一歩一歩進む著者を応援したい心と、自分もそうしていきたいという思いがわく一冊。

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『毛の力: ロシア・ファーロードをゆく』山口ミルコ
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2015-05-09 22:16 | 読書記録 | Comments(0)
2014年読み終わった本110冊目。


『毛のない生活』山口ミルコ

毛のない生活・・・なかみを知らなければえっ?と思うタイトルかもしれませんね。

著者は編集者として激しく働いていた会社を退社してすぐガン宣告される。

毛のない生活というのは抗がん剤で髪の毛が抜けてしまったときのことを指しています。

「まさか自分が坊主になろうとは。起きてマクラが髪の毛だらけで真っ黒だったあの朝のことは、生涯忘れないだろう」

経験したことがないのもそうだけれど、実感を持ってちゃんと考えたこともなかった。


著者の文章は、まっすぐ心に届いてくるようでした。

大げさに悲観的にもならず(表現が、ということ)、生きることへの思いがまっすぐ。


著者は、ガンに悪いと言われている化学物質や肉類、乳製品などを排除し、玄米菜食に変えたという。

「そんなにたくさんお肉が必要ですか?」という問いかけに打ちのめされた。

わたしは肉が大好きで、基本的には常に肉食がいいと思っている。
それは今健康だということなのだ。

病魔に侵されたときに「だって肉が食べたいんだもん」と言えるか?


「人間のからだはこの上なく貴重で、全世界にもかえられないものではないか。身を慎み、生命を大事にするのは、人間最大の義務である。」という貝原益軒の『養生訓』からの引用も心をひどく打った。

2回連続して読んだら、生きるために必要なことのすべてがこの本に書いてあるような気がしてきたのです。


毎日アロマを通して命について考え学んでいるつもりだったけれど、なんにもわかってないのでは。

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『毛のない生活』山口ミルコ
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma | 2014-12-11 21:37 | 読書記録 | Comments(0)