昨日は、豊栄地区公民館の「女性セミナー」に参加しました。
画像は豊栄駅前。
2週間前に降り立ったときは暗い感じだったのに、イルミネーションがついてる!
商工会のウィンターイルミネーションと書いてありました。
明るいとうれしい。
必要かどうかよりうれしいかどうかが重要なときもある。
しかしもう「ウィンター」なのね・・・
公民館まで歩く間、風が強く枯れ葉がアスファルトにあたる音がして、冬が好きと言いつつさみしい感じもしました。
さて、豊栄地区公民館の「女性セミナー」のテーマは、
『前をむいて歩こう~私の未来は私が決める~』。
5回コースのうち、昨日が4回目です。
前回参加の日記はこちら→
豊栄地区公民館「女性セミナー(第3回)」に参加しました。
昨日のテーマは
『村の女の結婚・離婚・再婚』
講師は作家の金森敦子さん。
シックなお着物姿に目を奪われつつお話を聴きます。
「村の女」と聞いて、戦前くらいの女性のお話かと勝手に予想していたのですが違って、江戸時代のお話。
しかも、江戸や都市部(?)ではなく、新潟近辺の農村のお話です。
これまでほとんど知ることも考えることもなかった分野です。
これを教えていただくことで、現代のわたしたちがどんなふうに感じ、どんなことに活かしていけるか興味津々でお話をお伺いしました。
最初に1780年に新発田藩に設けられた「新律御仕置」からさまざまな刑罰の紹介。
けっこう細かい。
それぞれに罰(戸〆何日とか杖何回とか)が定められている。
「戸〆(とじめ)」は外出禁止で「杖(じょう)」は木の杖で体を打つ刑だそう。
こういうことも初めて知りました!
禁錮とか懲役じゃないのね、軽い気もしないでもない。
たとえば、夫の病気や貧乏がいやで里に帰っちゃったりしたら杖五十のうえ夫のもとに戻される。
え、わりとスタンダードな離婚理由では?という気もしますが?
このようにたくさん決められています。
でもいろいろとみていくと、男尊女卑の時代とはいえ、すべてが女性に不利なわけではなく、その時代の価値観に基づいてそれなりに平等な気もしてくる。
その後も結婚離婚再婚について、当時の文書を例に続々と興味深いお話が。
不倫やレイプや結婚前のデート場所、合コンらしきもの、持参金、手切金などいろいろ。
当時の文章が、苦手だった古文っぽくて難しく感じる部分もありましたが、結論として江戸時代の農村女性は、決して地位が低いわけでなく法的にもかなり守られていたこと、家を切り盛りする存在として大切な存在だったこと、離婚や再婚も普通に存在していたことがわかりました。
知らないことを知るのはおもしろいです。
金森先生は、このような内容の本を出版したいとお考えなのに、出版社のOKが出ないのだそう。
出版社としては内容が貴重なものかどうかよりも、売れるかどうか(しかも今すぐ売れるかどうか)が重要なのでしょうね。
個人的には、学校で教えてもよいのでは?という重要な内容だと思いました。
広い目長い目でみてくれる編集者の方がいらっしゃればいいのに、と感じます。
講師の金森先生、ご一緒した参加者のみなさま、豊栄地区公民館のみなさま、今回もお世話になりありがとうございました。
前回の感想ブログを読んでくださった方も、ありがとうございました。
来週最終回。
またまったく違う分野なので楽しみにしたいと思います。
じゃ、たぶんまた明日。
今日もごきげんな1日を~ciao♪
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