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2016年読み終わった本12冊目。


『わたしをみつけて』中脇初枝

親に捨てられ施設で育った主人公が、大人になり看護師になっても育ちを引きずっていたのに、いくつかの出会いで成長していく物語。

嫌われないように、居場所がなくならないようにいい子を演じる主人公の弥生。
また捨てられないように。

親に捨てられていなくても、こんな風に生きている人はきっとたくさんいる。

人間は絶望していても気力がなくても成長できるのだな、ということを感じられる物語。

もうちょっと鋭く切り込んだほうがよい、というような意見もあったけれど、わたしはこの感じがいやじゃないな。


中脇初枝さんの本はこれで今年になって3冊読みました。

まだ他の作品も読んでみるつもり。

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『わたしをみつけて』中脇初枝
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2016-03-07 21:11 | 読書記録 | Comments(0)
2016年読み終わった本10冊目。


『きみはいい子』中脇初枝

先日読んだ『世界の果てのこどもたち』に続いて同じ著者の作品。

読んだ本記録 『世界の果てのこどもたち』

5作が収められた連作短編集。
さまざまな賞をとった作品なのですね。

この本を読んでいる間ずっと、わたしは8歳くらいの子どもになっていた。

こんなにおばさんになったのに、たましいのようなものはその年頃あたりにあるのかも?
普段スピリチュアルなものとは真逆のところにいるつもりですが、そう感じるのだからそれはそれでわたしの中にあるものなのでしょう。

子どもだけが主人公というわけでもないのであるが、「子ども時代」は共通してテーマだったように思います。

悲しいことも多いのに読んだ後は悲しくない。
すっきり!というわけでもないが悲しくはなかった。

同じ著者の作品はまだもう少し続けて読むつもり。

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『きみはいい子』中脇初枝
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2016-03-02 21:41 | 読書記録 | Comments(0)
2016年読み終わった本8冊目。


『世界の果てのこどもたち』中脇初枝

本を読んで涙が出たのは何年ぶりだろう。

どんな内容か知らないまま、「若い人に贈る読書のすすめ」に載っていたからという理由で読んでみました。
(「成人・卒業―新たな一歩を踏み出したフレッシュなあなたに」と書いてあったが・・・いいじゃないか)

読み進めるのがつらいのに本を閉じることができずに夜遅くまで読んでしまいました。


戦時中満州で出会った3人の女の子の人生。
うちふたりはその後祖国とは違う国で暮らすことになるし、3人の人生は交わらないと思われましたが・・・

戦時中のできごとは、あまりにひどすぎて実感がわかない。

たぶん実感をわかせないように脳なのか心なのか体のどこかがコントロールしていると思う。
耐えられないからだ。

そんなコントロールしている状態で何も語ることはできないかもしれないが、戦争とは何だったのか。
それ以上の不条理や不自由はないのではないか。

「運命」とか考えられない。
目の前にある一瞬を生きていくしかない。

中国残留孤児の問題も、ニュースで目にしていた記憶があるがこの本で読むまでちゃんと考えたことさえなかった。
いろいろなものに目をそむけて生きているのではないか。

これからは、さらにいろいろな本を読んでいきたい。
感情が乱れることを怖がらずに。

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『世界の果てのこどもたち』中脇初枝
お気に入り度★★★★☆
by amica-aroma | 2016-02-23 21:02 | 読書記録 | Comments(0)

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by amica(あみーか)