なんと約2ヶ月ぶりの投稿です。
投稿が2ヶ月ぶりだけではなく、PCを開くのも2ヶ月ぶり。
前回「サイエンスカフェにいがた」の感想を書いてからPCを閉じたままだった。
初めてPCを買ってから30年以上、PCを使わない日なんてほぼなかったのに、どうなっているのだわたし!と思いますが、よいことにしよう。
さて一昨日(10月5日)「第121回サイエンスカフェにいがた」に参加してきました。
これまでだいたい当日か翌日には感想文を書いていましたが、2日経ってしまった。
とにかく、調子を崩しておる。
例のごとく拙い感想文を書きますが、知識や能力不足ゆえ内容や理解に誤りがありましたら申し訳ありません、すべてわたし個人の責任です。
今回のテーマは『監訳者が語る、オッペンハイマーの科学』
ゲストは山崎詩郎さん(東京科学大学 理学院 物理学系)
最初に東京工業大学が東京科学大学になったよ!というお話も。
そうそう、ニュースで見て注目していました。
「工業」より「科学」のほうが個人的には身近な感じがする、どうしてだろう。
山崎さんは昨年もゲストに来てくださり、多才すぎて面白すぎて大好きになった方。
とにかくお話が面白い、わかりやすい。
昨年は量子力学がテーマだったので、「面白かったー」と言いつつそれほど理解できていませんでしたが、今回は映画のお話。
といっても、「難しそう」という理由で観ようともしていなかった『オッペンハイマー』ですけれど。
『オッペンハイマー』の前に、同じクリストファー・ノーラン監督の映画『TENET テネット』が好きすぎて40回以上鑑賞した上に世界最大のIMAXシアター(シドニー)に0泊で行ったというお話からはじまり、『TENET テネット』の字幕科学監修やノーラン本への寄稿など、「ノーランといえば山崎さん!」という地位になったとのこと。
そして『オッペンハイマー』について。
オッペンハイマーは科学者の方のお名前であり、上の画像にかっこいいお顔が写っています。
Wikipediaには「原子爆弾開発の指導者的役割を果たしたため、「原爆の父」として知られる。」とあります。
山崎さんは原作本の監訳をされました。
映画が日本で公開されるまでの紆余曲折や書籍の翻訳のいろいろ、ここでしか聞けない貴重なお話の数々。
たいへんエキサイティングでありました。
大きな字だし小さめのノートだけれど、メモをとったのは90分で16ページにもなり、ここに全部書きたいような面白いお話ばかりだったのでした。
全部は書けないけどさー。
少しワークの時間があり、お隣のテーブルの参加者さんとお話。
ノーランファンとのことで『オッペンハイマー』は初日に観に行かれたとのこと。
映画のお話をいろいろお聞きできました。
後半は、科学的なところを教えていただきました。
原子と原子核のお話から始まり、アイソトープ(同位体)のこと。
このあたりまではなんとかギリギリついていけるところ。
今回の大きなポイントはこの後。
(昨年習った量子力学のことも出てくる!つながる!うれしい!たのしい!)
ウラン238とウラン235、プルトニウム239、エネルギー、連鎖反応、臨界量。
あぁぁわたしの能力では単語を並べるだけでちゃんと文章にできないのであるが、自分なりには少しわかったのだ。
原子爆弾と原子力発電の原理。
日本に使われた2つの原子爆弾の、種類が違うということだけは知っていましたが、どういう風に違うのか今回のお話で理解できました。
今回学んだのは、あくまでも科学的事実であって、平和を願ったり考えたりすることはまた別のことだと考えていますが、どうしてもいろいろと考えてしまいますね。
専門家のお話を聞くということは、考える材料を得ることだと思うので、サイエンスカフェの場は本当に大切だなと改めて実感しました。
ゲストの山崎さん、サイエンスカフェにいがたスタッフのみなさま、ご一緒した参加者のみなさま、会場のジュンク堂書店のみなさま、今回もお世話になりありがとうございました。
なかなかうまく文章にできず申し訳ありません。
山崎さんはこのテーマで全国で講演されているとのことで新潟の次は沖縄へ。
山崎さんを囲んで。
(わたしも写っちゃいましたー)
さて次回の「サイエンスカフェにいがた」は12月15日です。
テーマは『環境と下水道を学べるカードゲームで目指そう廃棄物のない社会』
環境と下水道を学べるカードゲーム?何それ?面白そう!
「サイエンスカフェにいがた」のサイトでは、開催情報だけでなく、関連の文献やリンクなど豊富に紹介してくださっていて大変充実しているので、必見!
終了後主宰の方々と打ち上げに。
ここでも貴重なお話をいろいろお聞きできたのですが、それはまた別の機会に。
濃すぎて感激の連続でした。
じゃ、たぶんまた明日か明後日かいつかまた。(いつだろう)
ごきげんな毎日を~ciao♪