カテゴリ:読書記録( 749 )

2019年読み終わった本7冊目。


『私はあなたの瞳の林檎』舞城王太郎

『されど私の可愛い檸檬』に続いて2冊目に読んだ舞城王太郎作品。

読んだ本記録 『されど私の可愛い檸檬』

恋愛小説3編。

どれも恋のお話なんだけど、心もようが複雑で、みんなぐるぐるしていて、でもパワーにあふれていて。
王道じゃない感じがよかった。


恋愛というものが自分から遠ざかって久しいのですが、10~20代にたくさん(人数という意味ではない。それにしかないいろいろな感情を)経験しておくのは必要なのだと思う。
また、経験しないというのも経験。
どんなこともだいじ。

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『私はあなたの瞳の林檎』舞城王太郎
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2019-03-06 13:44 | 読書記録 | Comments(0)
2019年読み終わった本6冊目。


『ミルコの出版グルグル講義』山口ミルコ

山口ミルコさんの本はずっと読んでいる。
これでたぶん4冊目くらい。

大学で出版についての講義を受け持つことになったが、この本ではその講義の内容が書かれているわけではなく、出版についてのグルグルや自分自身のグルグルが飾らない文章で書いてある。

中でも、本を作るところ、本が葬られるところが書いてあって興味深かったが、物体としての本が好きなので、売れなかった本が裁断されてドロドロに溶かされる様子は胸が痛みました。

出版のことを読みたいと思って手にとったら違うところもあると思うかもしれないけれど、ミルコさんの他の本を読んで、もうその文章が好きになっているので、いろいろと考えさせられながらじっくり読むことができる。


1月は読書がどんどん進んでたくさん読んだのですが、2月になってから、かつてないくらい読書量が少ない。
今日書いたこの本も読んだのは1月前半。
2月はぜんぜん読んでない・・・なんだろうここ最近。

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『ミルコの出版グルグル講義』山口ミルコお気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2019-02-26 21:11 | 読書記録 | Comments(0)
2019年読み終わった本5冊目。


『さようなら、猫』井上荒野

猫が出てくる短編小説9編。
荒野ワールドに猫が加わり、巧いのは相変わらずで、楽しめました。

表紙の猫の後ろ姿がかわいすぎますが、小説のメインは人間なので、それにどう猫が絡むのかは好みの分かれるところではあるかも。
猫が主役なのを期待して読んだ人はもしかしたら頭にくるかもしれないし。

犬も猫も同じくらい好きですが、大人の小説としては猫のほうが描きやすいかもしれませんね。
いやわからないけど。


井上荒野作品を全制覇しようと試みていますが、どれを読んでどれを読んでいないかよくわからなくて、同じものを借りてきたりすること多し。

ここ10年は、このブログに記録が残っていますが、それより前にかなりの数読んだもののタイトルがわからず。

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『さようなら、猫』井上荒野
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2019-02-13 18:01 | 読書記録 | Comments(0)
2019年読み終わった本4冊目。


『影を歩く』小池昌代

これまた初めて読んだ作家さん。

図書館の新着コーナーより。
表紙が印象的だったので。

「影」がテーマなのでちょっと暗いような、普段表に出さない、または感じていない自分の内側に入り込んでくるような感じ。

暗いようでもあり、妙なパワーもある短編集でした。

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『影を歩く』小池昌代
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2019-02-08 20:51 | 読書記録 | Comments(0)
2019年読み終わった本3冊目。


『家系図カッター』増田セバスチャン

日々テレビ番組を録画し続け、何年分もたまっているので、片づけ好きとしてはこれも対象よね、と思い次々消去しています。
そんな中、たまたま消去せずに観てしまったのが「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」の平井堅さん×増田セバスチャンさんの回。(2016年放送)

そこでこの本のことを知り、読んでみました。
自らの半生記。

カワイイ文化の発信者と呼ばれる増田セバスチャンさんの人生が、「カワイイ」とは無縁の崩壊した家庭から始まっていること。
4歳くらいまで、耳が聴こえないことを親が気づかなかったというエピソードも。
(その後聴こえるようになった)

「家系図カッター」の意味は、自分は子どもを持たず家系図を終わりにするということ。
虐待は連鎖するからその連鎖はあらかじめ断ち切るということ。

それは彼の選択なのでいいも悪いもないし、子どものことに限らずすべての結果はその時その時の選択からできている。

カラフルで一見かわいいっぽいけどよく見るとかわいいだけじゃない(むしろかわいくないのか?と思うようなちょっと怖い感じもする。ドロドロやギラギラも入ってるような。)作品のルーツを感じさせてもらいました。
なかなか衝撃的な読書体験ができます。
ドラマじゃないのにドラマティック。

本の最後にはお母様とふたりで撮った写真が。
お母さんの人生もすごいけど、家庭崩壊のもとになっていると思うと、この本ですべて書いて写真まで載せていることの意味を考えさせられます。
血、血縁、連鎖。

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『家系図カッター』増田セバスチャン
お気に入り度★★★★☆
by amica-aroma | 2019-02-04 07:52 | 読書記録 | Comments(0)
2019年読み終わった本2冊目。


『されど私の可愛い檸檬』舞城王太郎

最近文学系の情報に疎いので、存知上げなかった作家さん。
装丁が印象的だったので図書館で借りました。

小説は自分と合う合わないのがはっきり出るのでどうかな、と思って読みはじめましたが、これまでに味わったことのない不思議なパワーに圧倒されました。

3作が収められていましたが、どれもよかった。


普段テレビをみていると何かを達成したとかものすごく努力したとかの立派な人ばかり見せられて、みんなで「勇気をもらった」とか言って自分もがんばらなければならない気になって、でもそんなにみんな立派なわけでもなく、自分のことも自分がどうしたいかもわからなくなって。
わたしは勇気って何の勇気だよって思うから勇気は人からもらえないわけだけれど、それでもいつも「もっとちゃんとしなきゃ」と思ってしまう。

でもこの3つの小説の中に出てくる人物は、微妙にちゃんとしていない。
読みながら「なんだよこいつ!!」とイライラさせられるものは他によくあるが、そこまででもない程度の、小さいもやもやがひたひたっと広がってくる。
その描き方がうまい。

Amazonの紹介には『問答無用で「大切」な家族との、厄介で愛おしいつながりを、引き受け生きる僕らの小説集。』とあった。

あら、そう?
家族のつながりの本だった?


他の作品も読んでみたいと思います。
→新しい作家と出会うと必ずこう書くけれど、なかなかそんなに読みきれていない現状。

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『されど私の可愛い檸檬』舞城王太郎
お気に入り度★★★★☆
by amica-aroma | 2019-01-31 17:27 | 読書記録 | Comments(0)
2019年読み終わった本1冊目。


『ズームーデイズ』井上荒野

やっと今年になって読んだ本1冊目。
お正月はいつも、わざわざお正月読む用に気合いを入れて本を買ったりするのに今年はそれをせず、ちょっと暗い気分になる小説を読んでしまいました。

ズームーというのは一緒に暮らしていた8歳下の男の呼び名で、過去を振り返って文章化する形で小説ができています。

なんだかどこにも救いがなくて、暗澹たる気もちになる小説であった。

主人公の女性が書いた小説が「あまりにも虚無的である」というのが出てきましたが、この小説があまりにも虚無的であるような気がしました。

この物語に出てくる恋愛が虚無的なのか、この世の恋愛がすべて虚無的なのか、とにかく気分が下がる小説ですが、それというのはこれがよくできた小説なのだからかもしれなくて、読みながら痛々しさや恥ずかしさやいろいろなものを感じ、読み終わったときにはもうこの世界に浸らなくていいのだとほっとしたものでした。

井上荒野作品は定期的に読んでいきます。

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『ズームーデイズ』井上荒野
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2019-01-29 19:12 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本68冊目。


『フガフガ闘病記 オシャレは抗がん剤より効くクスリ?』菊地貴公

昨年読んだ本まだありました。

こんな闘病記は初めて。
ファッションスナップが大量に載っている闘病記なんて。
かわいくておしゃれな写真がいっぱい。
おいしそうなものもいっぱい。

夫が妻ナオミちゃんの闘病記を書いたもので、亡くなってからブログに綴られたものだそう。
思い出したら泣いちゃうのに。

闘病記ではあるが、ナオミちゃんがかわいくてかわいくて、いつもオシャレしていて、とにかく魅力全開で、読んだ人みなナオミちゃんを大好きになるはず。
そしてこれを書いたご主人のことも。
一緒に闘ったピッピとコピン(ぬいぐるみ!!)もね。

闘病記だしつらい治療も出てくるし最後には天国に行っちゃうし泣ける場面もたくさんあるというのに、愛とパワーにあふれた本だった。

ご主人のナオミちゃんに対するあふれる愛もすごいんだけど、ナオミちゃん自身の人生そのものに対する愛。

わたしももっと愛とパワーを!


図書館にリクエストして入れてもらった本だけれど、買いたいです。

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『フガフガ闘病記 オシャレは抗がん剤より効くクスリ?』菊地貴公
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma | 2019-01-20 06:46 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本60~67冊目。

そろそろ昨年の読書記録を終わらせたい。
まだたくさん読んでいると思いますが、最近読書メモをほぼ日手帳につけているので探しきれなかったりする。
以前は読書メモ専用にトラベラーズノートを持ち歩いていたが、年々荷物が重くてつらいので。

この他にアロマ関連で読み終わったものについては、後日まとめるつもり。
(たぶん)


『「精神病」の正体』大塚明彦

心の病について、確認。

「外肺葉由来生活障害」という視点は興味深いし、わたしレベルの浅い知識でも理解しやすいものであると思いました。

「精神病」には「病」という言葉がついているけれど、はたして「病気」なのか?というのは常にわく疑問です。



『表参道のヤッコさん』高橋靖子

わたしより少し上の世代の時代感。
その頃どんなにか刺激的だったであろう、ファッションも音楽も東京もすべて。
20代の頃のわたしだったら超興奮したであろうエピソードの数々。
今のわたしは一歩も二歩も引いて見ちゃう。

少しずつ切れ切れに読んでやっと読み終わった。



『愛と家事』太田明日香

「家事」の本かと思ったのはまったくの的外れで、奥深い葛藤の独白本。
女性が必ずぶつかるであろう問題が切実に。



『自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ』岡映里

うつ状態から少しずつ立ち直る方法は、参考になるところもあるかな、と思いました。
なかなかひとりでは実行できない場合が多いでしょうけれど。



「自分を知るプラクティス~嫉妬と焦りにまみれた女がNYで心の平穏を得るまで』

自分の中の「嫌な奴」なところをけっこう書いている気がしました。
自分だったら取り繕ってしまうかも。



『マンガでわかる「お金引き寄せ」の法則』奥平亜美衣

たまにこういうの読んでしまうなぁ・・・
活かされていない。



『それは秘密の』乃南アサ

久しぶりの乃南アサ作品は、短編集のせいかいつものおもしろさは感じられなかったなぁ。
乃南アサ大ファンの母も同じ意見だった。



『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』ジョシュア・ベッカー

ミニマリスト関連の本は定期的に読んでしまう。
by amica-aroma | 2019-01-16 21:12 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本59冊目。


『変わらないために変わり続ける 福岡ハカセのマンハッタン紀行』福岡伸一

まだもう少し昨年分。
今日が2019年10日目だけど、昨年はもう遥か遠い感じがするー。

さてこの本。
週刊文春連載のエッセイだそう。
福岡ハカセもニューヨークも好きなので読みました。

「変わらないために変わり続ける」という言葉も好きなのです。
とても納得できる、わたしなりに。
著者は、生物を定義するキーワードとして「動的平衡」という概念を提唱しており、「変わらないために変わり続ける」というのはそのことをあらわすことはある程度理解しているつもりですが、わたしたちにもあてはまる重要な言葉の気がしています。

理系のお話であってもわたしでも読みやすく、それだけでなく文化や食べものやニューヨーク事情などたっぷり楽しんで読むことができました。

わたしがニューヨークに行ったのはもう30年近く前に2回。
心があんなに高揚したことはなかった。
また行ってみたいけれど。


スポーツクラブで、エアロビが始まる前の待ち時間に読むのにちょうどよかった。
いつもお話ひとつかふたつちょうど読み終わってきりがよくて。

文春連載のエッセイはこれが第4弾だそうなので、他のも読もうと思います。

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『変わらないために変わり続ける 福岡ハカセのマンハッタン紀行』福岡伸一
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma | 2019-01-10 21:28 | 読書記録 | Comments(0)