カテゴリ:読書記録( 722 )

2018年読み終わった本51冊目。


『女のいない男たち』村上春樹

久々村上春樹さん。
めったに行かないブックオフで安く売っていたので。
数年前の出版ですね。

6つの短編が収められたもの。

短編小説は、想像の余地があって苦手です。
「その後どうなったの?」とか「あれは何だったの?」とかぐるぐる考えちゃうから。
そう考えると、1から10まですべて知りたがりのわたしは物語には向かないのかもしれませんね。

苦手、と言いつつ読み終わった村上作品。
おもしろいかとか好みかと問われれば、どちらかというとNoなのですが、途中何度かひきこまれるところがあり、不思議な読後感です。

6つの中では「木野」という作品がいちばんおもしろかったです。
謎だらけですけどね。
謎は読者であるわたしたちがいろいろ想像すればいいのかもしれないけれど、「教えてよー」と思っちゃうんですよね・・・

村上作品、最新作(といっても2年近く経つ)である『騎士団長殺し』も未読で、文庫化を待っているところ。
そういう人はたくさんいると思います。

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『女のいない男たち』村上春樹
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2018-11-11 18:38 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本50冊目。


『秘密の花園作り つれづれノート34』銀色夏生

おなじみ年に2回のつれづれノート。
買い続けています。

つれづれのよいところは、最新の日記だということ。
今回のは今年の2月から8月頭まで。

日記を読みながら、今年のできごとを振り返ることができる。
ワールドカップとか日大アメフト問題とかその時々のこと。
各地での地震や災害のこともあらためて思うし、タイの洞窟に少年たちが取り残されたこととか、そういうこともあった、とひとつひとつ。

基本的にここ数冊のつれづれノートによると、銀色さんの活動は少なめ。
暮らしぶりだけ見ると理想的であるが、才能があって印税収入があるからこそできると思うので、あこがれても無理だし無駄だなぁ・・・
そもそも人の暮らしにあこがれてもしょうがないか。

今回は庭作りに目覚めて、宮崎のおうちの庭でハーブや樹木を植えたりされている。
東京と宮崎を行ったり来たりの生活。
これまでと変わらず東京ではスポーツジムに行きプールで浮かんだり泳いだりされている。

今回も、いくつも付箋をつけたところがありました。
違う人生だけど、同じ想いや言葉に救われることは多いのだ。

付箋をつけた中のひとつ。
『過去も含めて今を肯定するところから、爽快な明日は生まれる。爽快で頑丈な明日がほしいなら、過去はここでいったん、すべて肯定、すべてこれでよし!と、いったん飲み込もう。すべて今日から始まる。今日から、始めよう』

引用前の数行もよかった。

昨日の日記に書いた通り、ちょうど過去の棚卸しで苦しんでいる時に読んだからちょうどよかった。
不調の原因その2―自分棚卸し

誰かに言われなくても、本に書いていなくても、自分でじゅうぶんにわかっていることだ。
でも誰かの言葉が後押ししてくれる瞬間がたくさんある。
本のよいところはそこだと思う。

最初から最後まで単純に娯楽を与えてくれる本もたくさんありそれも重要だけれど、本の中の言葉によって自分の気もちを確認できたり、救われたりすることがあって、そこがいいのだ。

つれづれノートは20代の頃から34冊全部買って読んで(だいぶ手放して手もとには数冊)、銀色さんとは価値観も考え方もぜんぜん違い、時々ウソでしょって思うくらいびっくりするのだけれど、折々に助けられてきたと思います。

正直なんだったんだ、と思う巻もあったけど、ここ最近は平和。
一時しつこいくらい登場していた編集者のみなさまはどうしたんだろう。
たまには出てきてほしい気もするけど、それは読者の勝手ですね。
なにしろ日記なんだから。

次も楽しみにしております。

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『秘密の花園作り つれづれノート34』銀色夏生
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2018-11-08 08:22 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本49冊目。


『ボケたくなければバラの香りをかぎなさい - 脳を刺激する生活習慣のススメ』天野惠市

Amazonでタイトル買いしてしまいましたが、バラの香りについての本ではなかった・・・

タイトルになっていますから、まったく出てこないわけでもないわけですが、認知症予防にはいい香りを嗅ぐといいよ、バラもいいし香水もイイネ、くらいな感じで2ページほど。
バラの香りがなぜいいのか、という情報はなかった。

なかみを確認しないでネットで買うとこういうこともありますね。

この本自体に罪はないですけどね、自分が勝手に期待しただけで。

内容は、認知症についての基本的な知識や生活習慣の提案がメインで、認知症について初めて学ぶ方向けかな、という感じです。
文字も大きいので、シニア層や一般的な読者を意識して書かれたもので、専門家向けではないでしょう。


バラに限らず、香りが認知症予防に有効という研究はこれまでにもありますが、まだまだ出てくると思います。
注目していくとともに、データや情報をご提案できるようにしたいです。

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『ボケたくなければバラの香りをかぎなさい - 脳を刺激する生活習慣のススメ』天野惠市
お気に入り度★★☆☆☆
by amica-aroma | 2018-10-21 09:43 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本45~48冊目。

同じ著者を連続して読んでみました。
どれも重くなく読みやすく、娯楽としてはナイス。


『定年オヤジ改造計画』

いやー痛快。
いるよねーこういうオヤジ。

女は生まれつき母性を持っているのだから子どものオムツ替えもできるが、男には母性がないからくさいオムツは替えられない、とか言うの。
こういうののオンパレード。
バカなのか!?
妻が夫源病になるわけですよ。

読んでいて腹が立ってきますが、それを超えるおもしろさ。

でも男性が読んでも「あるある」「いるいるー」とは思わないのだろうと思うとちょっとね。

とにかくおもしろかったです。



『if: サヨナラが言えない理由』


他の作品にくらべると爽快感が少ないけれど、まぁ。

患者にあてると心が読める聴診器を手にした医師と患者の「if」(もし人生をやり直して違う人生だったら)を描く小説。

つくづく「もし」なんてないし、明日がくるかどうかはわからないってこと。



『夫の彼女』

夫が浮気していることを疑ってその彼女に会いに行ってみると、なぜか老婆が現れて自分と彼女が入れ替わってしまう、というお話。

現実的な話が好きなので、上記の『if』とともに、非現実的な設定は好みではないですが、さらっと読めました。



『竜巻ガール』垣谷美雨

著者デビュー作。
日常生活に嵐を起こす存在が現れる短編が4編収められています。

表題作はまだしも、他の3編はありえないなぁ。
4編全部、一人たりとも共感できる人物も好きになれる人物も出てこなかった。


今年はこの著者をけっこう連続して読んだので、いったんお休み(のつもり)。

買った本が積んであるのに図書館で次々借りるのは年内お休みしようと思っております。
今予約してあるものがきたら借りますけど。



じゃ、たぶんまた明日。
今日もごきげんな1日を~ciao♪


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 ◆おしらせ→アロマテラピー教室amicaおしらせブログ
by amica-aroma | 2018-10-18 20:38 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本44冊目。


『あなたにだけわかること』井上荒野

登場人物もストーリーも、うっすら嫌悪感と違和感の間くらいの妙な感じを受けるのに、なぜか読み続けてしまう不思議な作品でした。
井上作品の力なのでしょうね。

友達でも恋人でも家族でもないのに、なぜか折々に縁がある相手というのが存在するものですね。
そういうものを描いたお話。

Amazonの解説では『男と女の「愛ではないけれど、愛よりもかけがえのない関係」を描く長編小説』ということですが、愛よりもかけがえがない、というところまでは感じなかったです。

でもそういう関係だからこそわかる相手のこと、そういう関係でしかわかりえないことがあるのだろう。

井上荒野作品は今後も読みます。

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『あなたにだけわかること』井上荒野
お気に入り度★★☆☆☆
by amica-aroma | 2018-10-12 06:45 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本43冊目。


『生きるとか死ぬとか父親とか』ジェーン・スー

なんの予備知識もないくせに父親を介護するお話だと思って読みはじめました。
どこで勘違いしたのであろう。

お父様が老いていっているのはそうだけれど、介護ではなかった。
とはいえ、ものすごくめんどうみている。

お母様は20年前に亡くなり、兄弟姉妹はいないので、父と娘ふたりだけの家族。

著者は本当にお父さんが好きなんだな、とびっくりする。
いや、父なんだから仲良くしても(していない場合も多いけど)驚くことはないのであるが、なんだかすごい。

お父さんのキャラクターがなかなか強烈なのと、数々のごたごたがあったとはいえ、お父さんのことのみで本1冊分話が尽きないこともすごい。

中には重い話も多いものの、文体の力もあり重くならず読めました。

親はいちばん近くて遠い、難しい存在。

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『生きるとか死ぬとか父親とか』ジェーン・スー
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2018-10-08 08:08 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本42冊目。


『羊と鋼の森』宮下奈都

わたしのうちにピアノがやってきたのは、10歳くらいのことです。

8歳から習い始めたのは遅いほうだったのに、音楽に縁のなかった両親は、最初どんなに頼んでもピアノを買ってはくれませんでした。
それでもそのうち、父が仕事の関係のどこかの保育園から古い古いオルガンをもらってきてくれて、それでずっと練習していました。

エレクトーンでもないのに鍵盤は2段で、ペダルを踏んでふがふがするような、出ない音もたくさんあるようなオルガンでした。
そのオルガンがくるまでは紙の鍵盤で練習(練習と言っていいのかどうか)していたので、その後のドラマでキョンキョンが紙の鍵盤で弾いているのはまったく人ごとではなかったのでした。
(キョンキョンのドラマ→『少女に何が起こったか』

だから、頼んで頼んでやっと小さなアップライトピアノがやってきたときは、うちは狭くて廊下にしか置けなかったけど、うれしくて、本当にうれしかった。

でも、アップライトだったからでもあるけど、自分でなかみを開けてじっくりみたこともないし、しくみがどうなっているのかもほとんど考えなかった。

定期的に調律師がやってきましたが、調律の過程よりも、最後にショパンのポロネーズやバラードを弾いてくれるのを楽しみにしていました。

さすがに、大人になる過程で音の出るしくみやどんなものでできているかなど、知識としては得ましたが、それを『羊と鋼の森』だなんて表現されてびっくりする。


さて、やっとこの本のお話。

高校生のある日、体育館のピアノの調律に来た調律師に偶然出会って調律師になる青年が主人公。
それまでまったくピアノと縁がなかった彼が調律師になって、ピアノ自体、ピアノを弾く人、調律する人に出会いながら成長していく物語です。

うちに来ていた調律師はピアノが上手だったけれど、この青年はピアノが弾けない。
だからこそ、という部分もあるのでしょう。

本屋大賞をとったり、映画化もされたということは、ピアノ関係者だけでなく幅広く多くの人に受け入れられたのですね。
ピアノコンクールが題材の『蜜蜂と遠雷』もそうでしたが、題材に対して専門的な知識がなくても、人物像とストーリーが魅力的であれば多くの人に受け入れられるものなのでしょうね。

読んだ本記録 『蜜蜂と遠雷』

まぁ何度も書いている通り、わたしとしては個人的に本屋大賞受賞作品とは相性がよくないというか、大賞をとるほどなの人気なのか?と思うことが多く、本作も普通。
映画はちょっと観てみたいかも。

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『羊と鋼の森』宮下奈都
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2018-10-04 07:30 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本39~41冊目。

8月下旬の金沢旅に行く前に、電車で読む軽めの本を探しているときに、ちょうどさくらももこさんの訃報を知り、面白いだろうと思いつつ読んだことのなかったエッセイを持っていくことにしました。

行きの特急しらゆきではけっこう酔っちゃったにもかかわらず『さくらえび』をあっという間に読み終わったので、金沢で2冊購入。

どこの書店も訃報のせいか集英社文庫のさくら作品は売り切れで、新潮文庫だけ手に入ったので。

旅先で軽く読むには本当にちょうどよくて、でもこんなにすごい才能のある方がわたしと同世代で亡くなってしまうことの残念さも実感しました。

読んだ3冊のなかにも少し出てきますが、さくらさんは健康オタクで、食生活やサプリメント摂取などかなり徹底して実践されているのに、がんという病気はそれを超えて体を蝕んでしまうのですね。

どの作品も、出版されてから年数が経っていますが、それをまったく感じませんでした。


『さくらえび』さくらももこ

酔ってふらふらになった電車でも読めたくらい軽くてばかばかしい。
父ヒロシもおもしろすぎるし、母がさくらももこかもしれないと疑っている息子もおもしろい。

日常のいろいろ(おならとかも)こんなにばかばかしくおもしろく書けるなんて。


『またたび』さくらももこ

世界のいろいろなところを旅した記録。

日常のエッセイには感じられないお金持ち感は漂う。
どうしてもちびまる子ちゃんを重ねてしまうから、さくらさんも庶民と思って読んでしまうが、そうだよね、お金持ちだよね、と確認しながら読む感じ。


『そういうふうにできている』さくらももこ

妊娠から出産までの体験エッセイ。
(そうだと知っていたら買わなかったのに。)

これからそれを体験する人にはひとつの参考になるかもしれないが、あの三浦百恵さんに産科医を紹介してもらうあたりセレブですね。

巻末のビートたけしさんとの対談がおもしろかったです。


日常生活で読む本と旅で読む本は違うことが多い。

金沢旅には、読まなきゃと思っていたアロマの専門書も持って行ったけど、バッグから出しもしなかった。

さくらももこさんも、帰ってきてからは他の作品も読んでみようとは思わなくなりました。
by amica-aroma | 2018-09-19 10:00 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本38冊目。


『老後の資金がありません』垣谷美雨

この著者の作品読むのは3作目。
どれも主婦目線というか庶民目線というか、共通する部分が多く読みやすい。
力まず読める娯楽小説。

老後資金として蓄えておいた1200万円が、娘の600万円の派手婚、舅の葬儀費用、姑の生活費でどんどん減って、あげくに夫婦そろってリストラ・・・

姑の介護施設費用で月9万円を仕送りしているって、これ一般的なの?
うち無理なんだけど。
いろいろと考えさせられるところは多かった。

結果、お金についての問題はほぼ何も解決しないまま終わるのだけど、主人公の主婦篤子が50代のパート主婦で雇い止めで無職になったあたり自分と共通しているのでおもしろく読み終わりました。

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『老後の資金がありません』垣谷美雨
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2018-08-28 09:27 | 読書記録 | Comments(0)
2018年読み終わった本37冊目。


『クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと』松尾たいこ

イラストレーター松尾たいこさんの本。
洋服を買わないチャレンジは、最初100日という期限でスタートし、その後1年にしたそう。

洋服を買わないといっても、テレビなどに出る時の衣装はOK、下着もOK、バッグや靴・アクセサリーはOKということで小物はバンバン購入しているし、期限の最後のほうにほしい洋服があらわれたものは、取り置きしておいて期間明けに購入されている。
これあり?

お話に出てくるものたちはブランドものばかりだし、全体的にわれわれ庶民とは感覚が違いすぎてまったく参考にならず。
衣装と下着と小物がOKなら、子育て中の主婦とか大学生に仕送りをしている人とか、1年くらい買わないのは普通では?

モデルとか女優とか、そういう方々は参考になるの?
ファッション業界の方向けの本と最初から断定してほしかった。

せめて、チャレンジの間どんなものを手放してどんなものを残したか画像で紹介されているとかあれば、それは興味あるし、参考になったかもと思います。

なんか、ひがみですかね・・・


わたしも今年は洋服を買わないと決めていました。

次の職場でどんな服が必要になるかわからないというのがその理由。

たとえば黒パンツでの勤務が決められているとか、その職場により制限があるかもと思って。
就職活動をするにもなにかしら買わないといけなくなることも想定して、それまで何ひとつ買わないぞ、と決めて今年がスタートしたのでした。

今持っているものはけっこうあって、アロマ講座は手持ち服でしばらくいけそうだし、というのもありました。
というか、少し多すぎるので要検討。

実際には、酷暑の影響と、これまで夏にいつもワンピースの下に履いていた化繊のレギンスにかぶれてしまったことで、麻のパンツを2本を購入したので達成できませんでしたけど。
言い訳がお天気と皮膚かぶれでちょっとずるいですわね。

今年中に買うのは、就職活動用、スポーツクラブ用スポーツウェア、年末の合唱用衣装の3つのみと決めております。


価値観やライフスタイルはみんなそれぞれなので、自分に合う道を探したいですよね、ファッションも。

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『クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと』松尾たいこ
お気に入り度★★☆☆☆
by amica-aroma | 2018-08-19 09:38 | 読書記録 | Comments(0)

日記毎日更新中~。


by amica(あみーか)