2020年 10月 31日
読んだ本記録 『自分の薬をつくる』
2020年読み終わった本45冊目。
天才奇才坂口恭平さん。
毎日Twitterを読んでいるだけで刺激的。
この本もすごい。
坂口さんの前のめりぶりに、もし目の前にいたら苦しくなるかも、と思ってしまうのであるが、人を救う人は尋常じゃないのだ。
この本では、実質公開の場で坂口さんに悩みを相談する形をとっているが、悩んでいる人が多くを語る前に坂口さんが決めてしまう(しかもけっこうぶっ飛んでいることも)ので、人によっては合わないかも。
読んでいて「え?それ?」と思うこともあったし。
それでも今日から新たな気もちで進んでいけることは間違いないような気もして、その場にいないわたしもひきこまれるのでありました。
枠のなさというか、さかいめのなさというか。
この本で語られる重要なことは日課を作ることとアウトプットすること。
それによって悩みは解決するって。
つっこみどころがないわけではないのに、妙にうなづいたりもする。
不思議な人、不思議な本。
坂口さんは「いのっちの電話」と題して自殺願望のある人の電話を受けている。
「苦しいときは電話して」という本を出していて、帯には坂口さんの携帯電話の番号がデカデカとプリントされています。
確か、本のタイトルをその電話番号にしたいって言ってたっけ。
いつか自分に何かあって世を儚むようなことがあったら、坂口さんに電話しよう。
たぶん、今のわたしの人生の中では電話するような日は来ないだろうとは思うけれど、電話できる人がいると思っているだけでお守りになる。
もしも、坂口さんのことを知らないという方がいたら、お名前だけでも覚えておいてください、と言いたい。
by amica-aroma
| 2020-10-31 20:55
| 読書記録