公民館サイエンスカフェ第3回(2020年)『肺炎球菌の8割は薬が効かない! ~新しい治療研究はどうなっているの?~』

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本日「公民館サイエンスカフェ」に参加しました。
今年度第3回目。先週1週あいたので2週間ぶり。

ゲストは土門久哲さん(新潟大学大学院医歯学総合研究科

個人的にいちばん楽しみにしていた回。
ある日ぼんやりテレビのニュースを見ていたら土門さんの研究が紹介されており、「これだ!」と思って提案したものです。
土門さんのところには、昨年9月に東地区公民館の方と一緒に訪問し、さまざまなお話を聞かせていただき、研究室も見せていただきました。実現して本当にうれしい。

今日のお話の流れは
・肺炎はどんな病気?(肺炎球菌について、誤嚥性肺炎のしくみ)
・肺炎の予防法
・肺炎の治療法
・薬剤耐性肺炎球菌の増加
・既存の抗菌薬に代わる新たな治療法の開発の必要性
・植物成分であるヒノキチオールの抗菌作用(対虫歯菌、対歯周病菌、対肺炎球菌)

上記のお話の他に、今話題の新型コロナウィルスのこともとり上げていただきました。
今回のテーマは肺炎球菌で、ウィルスが引き起こす肺炎とは違うものですが、肺炎のことを知っておくことは役に立ちますね。
また、歯科医師の立場から口腔ケアの重要性や効果的な歯みがきの方法など、わたしたちの生活に今日から役立つ内容も盛りだくさん。

肺炎のことは、土門さんが紹介してくださったサイトを。

土門さんのお話は、みごとに過不足なくわかりやすい。
専門家でもないわたしごときが「過不足なく」などと言うのはおかしいかもしれませんが、そう感じたのです。
その場にいる全員が理解できる言葉と内容で、全員が知りたいことを解決してくださった、という気がしました。
(全員かどうかはわたしの決めつけだけれども)
さらに、ご自身の研究成果という新しいことも教えていただいて、全体的にとても満足しました。

嚥下のしくみは動画で見せていただき興味深かった。
最近飲み物などでむせやすいので将来不安・・・と思い、誤嚥を防ぐにはどうしたらよいか、終わってからお聞きしてみました。
鍛える方法とかはないのだそう。
嚥下体操のようなものはあるものの、舌などに効果はあっても、それ以上なんとかするのは難しいようです。

とにかく歯磨きはきちんとしよう。
シンプルすぎる結論だけどいいのかな、これだけで。

わたしとしては、ヒノキチオール(青森ヒバなどに多く含まれる成分。名前にヒノキとつきますが日本のヒノキにはほとんど含まれない)に興味津々だったわけですが、今後ヒトの治療に応用できるようになるまでにはまだまだ年月が必要。
ヒバ精油を使ったからといってすぐにどうこうできるわけでもない。
でももっと知りたい、いろいろな植物成分のこともそれ以外の科学のことも世界のことも。

だからサイエンスカフェはくせになるのです。

講師の土門さん、東地区公民館のみなさま、「サイエンスカフェにいがた」の本間さん、企画委員でご一緒したみなさま、そして参加者のみなさま、今回もありがとうございました!
次回は今年度最終回2月22日(土)の開催です。

ゲストは佐藤高晴さん(元 広島大学大学院総合科学研究科)

毎回多彩なテーマ、楽しみですね!
来週は、仕事が休めなかったので受付のお手伝いができず、開始ぎりぎりに到着予定。
そんなこと言うとすごく仕事が忙しい人みたいですけどただのパートで、まったく忙しくもなく、1ヶ月の出勤日数が厳しく決められているため休めなかっただけです・・・
それでも午後は休んで公民館サイエンスカフェに参加する。


詳細は下記よりご確認ください。
◆サイエンスカフェにいがたページ→新潟の科学 - 公民館サイエンスカフェ
◆新潟市東地区公民館ページ→公民館サイエンスカフェ 科学を身近に 知るを楽しむ

これまでの「公民館サイエンスカフェ」の感想等はこちらから→タグ:公民館サイエンスカフェ


じゃ、たぶんまた明日。
ごきげんな毎日を~ciao♪

 ◆ホームページ→香りの教室amica(アミーカ) 



by amica-aroma | 2020-02-15 22:17 | 日記・雑記

ぐだぐだな日記10年毎日更新→最近は気まぐれ更新。


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