2019年 10月 04日
読んだ本記録 『帰ってきた 日々ごはん〈4〉』『帰ってきた 日々ごはん〈5〉』
2019年読み終わった本36~37冊目。
帰ってきた 日々ごはん〈5〉高山なおみ
帰ってきた 日々ごはん〈5〉高山なおみ
昨年発売の4巻と今年発売の5巻を続けて読みました。
これまで日々ごはんシリーズが大好きでずっと買っていましたが、最近ちょっと心が離れていて、この2冊は図書館で借りて読みました。
4巻は今年になって借りては読まずに返し、を4回ほど繰り返して、やっと読んだ。
読み始めてみればどんどん入り込んでいきました。
5巻でやっと高山さんが夫スイセイさんと別居して神戸に旅立つところまでたどりついた。
数年遅れで読むのつらいんだけど、日記自体はwebで公開されているのでそれを読めって感じですね・・・(→ふくう食堂)
でも紙の本で読みたいのだもの。
別居&移住に至る心の動きなどは描かれていないような気がした。
他人(しかも知り合いでも何でもないわたしごときとか)にはわからない必然性のようなものがあったのだと思う。
できればじっくりそれを読んでみたかったが、行動がすべてなのでしょう。
今回気づいたのは「私は」という主語がとても多いこと。
日記だし、文脈から「私は」に決まっているので文章としては必要ないんだけど、あえてなのか「私は」と数多く書いてあって、それが文体の特徴。
わたしも、何も考えずに文章を打つと「わたしは」がいつのまにかそこここに入っているので、あとで最低限まで削ります。
意味が伝わるということでいうとほぼ全部不要な主語です。
でも書くことで強調されるのかも。
『本のなかに出てくる献立のいろいろを見ているうちに、作りたくなってきた』とあって、読者からもよく言われるとのことであるが、わたしはぜんぜんまったくだ。
料理が作りたくなることなんて少しもない。
なのに料理家の日記をもう20冊以上読んでいるなんて。
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お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma
| 2019-10-04 22:46
| 読書記録