読んだ本記録 『羊と鋼の森』

2018年読み終わった本42冊目。


『羊と鋼の森』宮下奈都

わたしのうちにピアノがやってきたのは、10歳くらいのことです。

8歳から習い始めたのは遅いほうだったのに、音楽に縁のなかった両親は、最初どんなに頼んでもピアノを買ってはくれませんでした。
それでもそのうち、父が仕事の関係のどこかの保育園から古い古いオルガンをもらってきてくれて、それでずっと練習していました。

エレクトーンでもないのに鍵盤は2段で、ペダルを踏んでふがふがするような、出ない音もたくさんあるようなオルガンでした。
そのオルガンがくるまでは紙の鍵盤で練習(練習と言っていいのかどうか)していたので、その後のドラマでキョンキョンが紙の鍵盤で弾いているのはまったく人ごとではなかったのでした。
(キョンキョンのドラマ→『少女に何が起こったか』

だから、頼んで頼んでやっと小さなアップライトピアノがやってきたときは、うちは狭くて廊下にしか置けなかったけど、うれしくて、本当にうれしかった。

でも、アップライトだったからでもあるけど、自分でなかみを開けてじっくりみたこともないし、しくみがどうなっているのかもほとんど考えなかった。

定期的に調律師がやってきましたが、調律の過程よりも、最後にショパンのポロネーズやバラードを弾いてくれるのを楽しみにしていました。

さすがに、大人になる過程で音の出るしくみやどんなものでできているかなど、知識としては得ましたが、それを『羊と鋼の森』だなんて表現されてびっくりする。


さて、やっとこの本のお話。

高校生のある日、体育館のピアノの調律に来た調律師に偶然出会って調律師になる青年が主人公。
それまでまったくピアノと縁がなかった彼が調律師になって、ピアノ自体、ピアノを弾く人、調律する人に出会いながら成長していく物語です。

うちに来ていた調律師はピアノが上手だったけれど、この青年はピアノが弾けない。
だからこそ、という部分もあるのでしょう。

本屋大賞をとったり、映画化もされたということは、ピアノ関係者だけでなく幅広く多くの人に受け入れられたのですね。
ピアノコンクールが題材の『蜜蜂と遠雷』もそうでしたが、題材に対して専門的な知識がなくても、人物像とストーリーが魅力的であれば多くの人に受け入れられるものなのでしょうね。

読んだ本記録 『蜜蜂と遠雷』

まぁ何度も書いている通り、わたしとしては個人的に本屋大賞受賞作品とは相性がよくないというか、大賞をとるほどなの人気なのか?と思うことが多く、本作も普通。
映画はちょっと観てみたいかも。

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『羊と鋼の森』宮下奈都
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2018-10-04 07:30 | 読書記録 | Comments(0)

新潟市 香りの教室amica(アミーカ)の川上裕子です。日記毎日更新中。出張アロマ講座やサイエンスカフェのお知らせや報告も書いています。


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