2018年 06月 10日
「第105回サイエンスカフェにいがた」に参加しました

昨日は、「第105回サイエンスカフェにいがた」に参加しました。
テーマは『暴走する世界の気象』─「気候変動適応法案」を新潟で考える─
ゲストは小島覚さん(北方生態環境研究学房)です。
異常気象、地球温暖化などは日々伝えられているのと自分でも実感しているので、なんとなくはわかっているつもりでしたが、きちんと学んだことはありませんでした。
昨日のお話の中で日本や世界で近年の起きている異常気象による現象や被害が紹介され、温暖化のしくみをあらためて学びました。
平均気温が100年で0.7℃上昇したといわれても、それがどのくらい劇的なことなのかこれまでぴんときていなかったのですが、地球の歴史の尺度からみたら、それはそれは恐るべき激しい変化なのですね。
大気中の二酸化炭素濃度が右肩上がりで高くなっていくグラフのギザギザ(光合成がおこなわれない冬は上がって、光合成がおこなわれる夏は下がるので1年周期できちんとギザギザになる)が目に焼き付いて離れない。
あぁぁぁこんなにも。
きちんと学んだこともなかったけれど、きちんと考えたこともなかった、と思いました。
地球のことだから自分には関係ないと思っていなかっただろうか。
地球の歴史の尺度からいえば、個人の人生や個人の力は本当に小さなものだ。
でもだからといって考えなくてはいいということにはならない。
わたしたちの(豊かな)生活が、エネルギー消費に支えられていることを、つい忘れていないだろうか。
われわれに何ができるのか、わたし個人としては何をすればよいのか、科学を学びに行ったはずが大きな問いかけをもらったのでした。
人生について考えるのに必要なものは、文学や哲学だとずっと思ってきました。
30代までは文学がすべてで、世界中の文学作品にどっぷり浸かっていました。
人生について考える材料になるのは、実は科学だった。
それを知ったのはわたしの人生にとっていちばんラッキーなできごとだったのだ。
さらにいえば、文学や哲学と科学のさかいめなんて何もないのだろうな、と最近わかりました。
ゲストの小島さんのお話、もっといろいろとお聞きしたかったのですが、終了後の交流会は今回欠席し、バスで音楽文化会館に移動。
新潟室内合奏団の演奏会に行きましたので、その感想は明日書きます。
ゲストの小島さん、サイエンスカフェにいがたスタッフのみなさま、ご一緒した参加者のみなさま、会場のジュンク堂書店のみなさま、今回もお世話になり本当にありがとうございました!!
あ、そうそう。
今年の「公民館サイエンスカフェ」から参加してくださっている小学生、昨日もお父さんと来てくれていました!
6年生になったそう。
初めてお会いしてから約4カ月しかたっていないのに、だいぶ背も伸びて顔も大人になってる!!
そう声をかけると、本人はクールな対応ですが、お父さんが「そうなんです、どんどん成長して」とおっしゃっていました。
これからもぜひ来てくださいねー。
他にも、この機会が役に立つ小学生中学生高校生たっくさんいると思うのですよね・・・
良きタイミングでそれぞれに出会いがありますように。
自然環境を学ぶ専門学校生イケメン2人組も今回も来てくれました。
たまたま同じテーブルで聴講させていただき、純粋でまじめな学びっぷりに触れることができました。
次回の「サイエンスカフェにいがた」未定とのことですが、楽しみにしたいと思います。
最新情報はサイエンスカフェにいがたのサイトから→サイエンスカフェにいがた
これまでのサイエンスカフェ参加の感想はこちら→タグ:サイエンスカフェ
じゃ、たぶんまた明日。
今日もごきげんな1日を~ciao♪
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