「第104回サイエンスカフェにいがた」に参加しました

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昨日は、「第104回サイエンスカフェにいがた」に参加しました。

テーマは『田んぼダムで水害対策』
『「気候変動適応法案」を新潟で考える』シリーズのパート1だそうです。

ゲストは吉川夏樹さん(新潟大学農学部

まず、進行役の山田さんから「田んぼダムを知ってる人?」と問いかけると、3分の1くらいの人が手をあげたでしょうか。

わたしは、正直知らなかった。
田んぼに水をためてダム代わりにするのかな?というくらいのことを勝手に想像しているだけでした。

吉川さんのお話は、前半は「地球温暖化について」、後半は「田んぼダムについて」がメインでした。
最初から最後まですべてがわかりやすくておもしろい。

サイエンスといっても「THE理科」ではなく、社会・暮らしに密接にかかわる大切なお話。

サイエンスが自分に関係ないと思って興味を持たないと本当に損しますよーみなさーん、こういうお話こそ聴きましょうよーーー!!!!と叫びたくなる内容でした。
生活のすべては科学だ!科学を学ぶことは生命を学ぶことだ!としつこく書き続けます。


吉川さんの専門は「農業土木学」というのだそう。

「農業土木学」とは農地や水路など農業生産基盤整備のための土木技術を探索する学問領域。

創始者は上野英三郎先生といって、忠犬ハチ公の飼い主だったお方。
ハチ公像は渋谷駅前にあるが、上野先生像は新潟大学にもあるのですって!
(一緒の銅像は東大にあるらしい)

地球温暖化については、それこそ小学生でも理解できるようにお話してくださりつつ、原理を教えていただいたので、単に「地球の温度が上がることだよね」という低レベルであったわたしの知識がだいぶアップ。


さて本題の「田んぼダム」
大雨の時の浸水被害を緩和するための対策のひとつとして考えられたものだそうです。

水田についている排水マスの穴に調整板をのせて小さくすることで水田に一時的に水を貯留できるようにするという。
川の負担を減らすというところから考えられたようです。

2012年に商品化され、吉川さんが開発や監修されているとのことです。

コストは小さく、設置も簡単で即効性と大きな効果がある田んぼダム。
経済価値も高く稲への悪影響もない。
いいことずくめです。

治水ダムを作るのに数十年単位、数百億円単位かかることを考えると、今そこにある田んぼを翌年からでも使えるということで注目のしくみなのですね。

そしてこれは新潟発の技術!!
(太字にしちゃった!(^^)!)

明治以前と明治以降で洪水対策が大きく変わったというお話も興味深かった。

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終了後の交流会に、今回も入れていただきました。
(いつもながらそうそうたる理系メンバーの中で恐縮しながらも勝手に市民代表として開き直っちゃう。)

画像は交流会会場の駅前漁港の部屋のもの。

吉川さん、熱く熱く語る。
本当に熱い。

とにかく「農業土木を愛している」と愛を連呼。

詳しくお聞きすると、もともとは経済学部だった吉川さんが青年海外協力隊に参加したことで農業土木の道を志し学び直して今があるとのこと。
だから、心底やりたくてやっているから愛がすごいのだ、と。

お金(報酬)じゃない、自分の研究がやりたいのだ、と熱い思いを次々語ってくださいました。

他のみなさんも熱い方ばかりで、ありがたい時間でしたわ。


ゲストの吉川さん、サイエンスカフェにいがたスタッフのみなさま、ご一緒した参加者のみなさま、会場のジュンク堂書店のみなさま、今回もお世話になり本当にありがとうございました!!


これまでのサイエンスカフェ参加の感想はこちら→タグ:サイエンスカフェ


次回の「サイエンスカフェにいがた」は6月9日(土)。
テーマは『暴走する世界の気象』─「気候変動適応法案」を新潟で考える─
ゲストは小島覚さん(北方生態環境研究学房)です。

最新情報はサイエンスカフェにいがたのサイトから→サイエンスカフェにいがた


吉川さんのお話は、「今日話を聞く人は小学生から定年後の方まで幅広い」というところから始まりました。

それこそがサイエンスカフェの意義であり、サイエンスコミュニケーションの目指すものなんだろうと思います。

わたしもこれから学び直して、その一端を担えるように進んでいきたいと思います。

みなさま、本当にありがとうございました!



じゃ、たぶんまた明日。
今日もごきげんな1日を~ciao♪


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by amica-aroma | 2018-04-16 07:11 | 日記・雑記 | Comments(0)

新潟市のアロマテラピー教室amica(アミーカ)の川上裕子です。ここでは日記・雑記・読書記録・お知らせなどを書いています。企業で働きながら自宅・出張レッスン等で活動中。


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