読んだ本記録 『四季・奈津子』シリーズ4冊

2018年読み終わった本5~8冊目。


『四季・奈津子』五木寛之


『四季・波留子』


『四季・布由子』


『四季・亜紀子』

図書館の新入荷コーナーに4冊あったので、まとめて借りました。

金沢に行ってから、五木寛之作品を読み直したいと思っていたところ、おnewで一気に借りられてラッキー☆
1週間ほど、朝も夜もずっと夢中で読み続けました。


春夏秋冬にあてた名前の4姉妹の物語。

『四季・奈津子』を初めて読んだのは10代のときで、自由に生きていいのだ、と思いました。
20代になってからも再度読み返したのだったと思う。

今回借りた4冊は2009~2010年にポプラ社から改訂新版として出たもののようです。


今読んでみればできすぎた物語のようにも思えますが、奈津子というひとのパワーが詰まったよい小説だった。
そして、他の3人の女性もみんな違うけどみんな強い。
恋愛や結婚だけでなく自分の人生を徹底的に追い求める姿が描かれています。

4姉妹のうち奈津子は次女。
その後の波留子(長女)、布由子(四女)の物語も発売当時買って読んだと記憶していますが、最後の亜紀子(三女)は読んだっけな?
記憶がない。
今回読んでも思い出せませんでした。

物語の中では、JRがまだ国鉄だったり、登場人物たちがそこら中でたばこを吸っていたり(今はこんなには無理かな)、良妻賢母が求められていたりと時代を感じるところも随所にあるものの、全体に古臭さは感じられず、今の若い方が読んでもパワーをもらえるおもしろい小説だと思います。

実在する人物ではないのに4姉妹それぞれのキャラクターが際立っていて、さっきも書いたけどできすぎ感がないわけではないですが、それはそれでおもしろい。

ありのままの自分を肯定して生きていいんだ、と思わせてくれる小説でした。

―と書きましたが、今日もありのままの自分を肯定などできていませんけどね。


布由子の言葉。
『私は、なにものかでありたい!どうしても!この世界に対して、ほかの人間たちに対して、自分がくっきりした輪郭を持ったなにものかとして生きてゆきたい』

力強い叫びとして迫ってきました。

老詩人が奈津子に語った言葉。
『自分を信ずる、自身を持つ、確信をもって生きる、これほど大切なことはない。ことにあなたのような若い人にとってはね。それが持てると持てないとでは、人間としてまったく違った存在になってしまうのだ。』

若くないのに、いまだ確信は持てない。

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お気に入り度★★★★☆
by amica-aroma | 2018-02-16 06:56 | 読書記録 | Comments(0)

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