「第99回サイエンスカフェにいがた」に参加しました

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一昨日(6月3日)のことになりますが、「第99回サイエンスカフェにいがた」に参加してきました。
2日遅れになりましたが、感想文を書きたいと思います。


テーマは『新潟の農業と地球科学~AgriをGeoから考える+α~』
ゲストは山田健太郎さん(サイエンスコミュニケーター・農林水産省 北陸農政局勤務)。

山田さんのお話は論旨明快、今まで知らなかったお話もどんどん頭に入ってきて、それはそれはさわやかな気もちで90分が過ぎました。

お話をお聴きしながらつくづく感じたことは、いかに自分が普段ものを考えていないのか、ということでした。
(サイエンスカフェに参加するたびに思うことですが)

新潟で生まれ育っていながら、しかも亀田郷のなかで暮らしていながら(実家は江南区で同級生の家も農家が多かった)、農業についてもそれを取り巻く施設や環境についてもこれまで何も考えてこなかったし、知らなかった(知ろうとも思わなかった)ということを実感しました。

お話のなかに出てきた親松排水機場も実家から近いので、子どもの頃からそばを通っていましたが、それが新潟の農業を左右するくらいの重要な存在と初めて知りました。

いちばん印象深かったお話は、新潟はもともと農業に向いている土地ではなかったということ。

水がたまりやすくはけにくいので、腰や胸まで浸かって農作業をしなくてはならなかった。
常に水と自然の脅威にさらされながら農業を続けてきたということがわかりました。

先人たちの努力の積み重ねがあってこそ、今の米どころ新潟ができたのだと思うと、これまで知らなくてすみません、という気もちになりました。


山田さんのお話は、教えるだけでなくわたしたちに考えるきっかけを与えてくださるもので、これがサイエンスコミュニケーションなのか、と感じさせられました。

わたしも講師活動をする身ですが、つい「教える」「伝える」ことに意識が向くことが多くなります。
そうではなく、コミュニケーターでなくてはならないのだ、ということも今回教えていただきました。

山田さん、サイエンスカフェにいがたスタッフのみなさま、参加者のみなさま、本日もお世話になり本当にありがとうございました。


ところで、今回もうひとつ感激したできごとがありました。

前回の「サイエンスカフェにいがた」ゲストの阿部さんが参加されていたのですが、休憩時間に声をかけてくださって、わたしの拙い感想ブログのことなどお話してくださったのです。

あぁ恐縮ですーすみませんー。
そしてネズミが苦手とか書いたのにすみません;;;;

歴代のゲストのみなさまも、サイエンスカフェスタッフのみなさまも、本当に素敵な方ばかりです。
わたしなど想像も及ばないくらいお忙しいでしょうに、いつも穏やかで。

時間が足りなくてすぐきーっとなりそうになる自分を反省。


これまでのサイエンスカフェ参加の感想はこちら→タグ:サイエンスカフェ


次回は100回記念!

最新情報はサイエンスカフェにいがたのサイトから→サイエンスカフェにいがた


じゃ、たぶんまた明日。
今日もごきげんな1日を~ciao♪


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by amica-aroma | 2017-06-05 07:12 | 日記・雑記

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