読んだ本記録 『小さな出版社のつくり方』

2016年読み終わった本63冊目。


『小さな出版社のつくり方』永江朗

「小さな」出版社、11社の創業者12人のインタビューを収めたものです。
プラスこの本の出版元も紹介されているので12社の物語。

新刊市場はこの20年縮小し続けているのだそうだ。

私の読書量は減っていないが、ここ10年読みたいだけ買う予算はとれず図書館を利用するようになってしまったので、書籍市場の縮小に貢献(?)していますわね。

世の中の理由としては、インターネットの普及や人口減少など、販促ではどうにもならないものばかりで、今後市場が伸びる可能性は少ないという。

そんな中で新規に出版社(ひとり出版社も多い)を作る方々がこんなにいるということ。

小さな出版社の本は、目のつけどころがおもしろくて丁寧な作りのものが多いので注目していますが、どうしても価格が高めになっている印象です。
どうしても読みたい、応援したいなど複数の理由を見つけて勇気を出して購入したりしています。


この本では、出版社を作った方々のそれぞれの思いを知ることができるとともに、取次のしくみや問題点、出版社や書店の実情などを知ることもできました。

著者の、出版への愛も感じられました。


紙の本が大好きな者としては、いいかたちで発展してほしいものです。

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『小さな出版社のつくり方』永江朗
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma | 2016-12-05 07:38 | 読書記録

ぐだぐだな日記10年毎日更新→最近は気まぐれ更新。


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