『悲しみの秘義』刊行記念、若松英輔さんトークイベントに参加しました

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昨日、ジュンク堂(いつもサイエンスカフェにいがたを開催する場所)でおこなわれた若松英輔さんのトークイベントに参加しました。

若松さんは新潟県出身の批評家だそうで、わたしは『悲しみの秘義』という本に出会うまで知りませんでした。

そもそもこの本を手にとったのも「話題になっているから」という軽い理由でした。
さらっと読んでそのままになっていましたが、ジュンク堂でのイベントならば、と軽い気持ちで参加したのでした。
今では(たった一日で)そんな自分が恐ろしいくらい恥ずかしい。

若松さんのお話が始まってすぐに、今日はただ「いい話だった」では帰れない、と思いました。
トークというには軽すぎる、あまりにも濃い学びの場だったのでした。

教わったことは数々ありますが、「言葉を慈しむこと」をあらためて教えていただいたと思います。

書くとは自分の中にある言葉にならないものを知ること、自分がどういう人間か知ること、自分を知るということは自分と他者とのつながりを知ること、誰が読んでくれなくても書くこと。
書くことに知識はいらない、心で書くこと。
うまく書こうとした瞬間文章は人と似てくる、自分が書こうとするものが書けなくなる。
絶対的に量より質。
たくさん読まなくていい、かけがえのないものを読むこと。
今読んでいる本が最後の本かもしれない、書いている文も最後の文章かもしれない。


ものすごく強い力で頭を殴られたような感じがしました。

自分は文字や言葉が好きだと思って生きてきたけれど、なんにも考えていなかったしぜんぜん大切にしてこなかったのではないか。
人から「イイネ」をもらうことを意識して書いてこなかったか、わたしがわたしとして書いているのではなくアロマ講師という肩書にふさわしいものを探して書いてこなかったか。

本当に恥ずかしく恐ろしくなってふるえあがるくらいだ。


帰りに別のカフェに寄り、もう一度『悲しみの秘義』を最初から最後まで読む。

付箋だらけになりました。
若松さんにサインをいただくときにそうだったらよかったのに。

ものすごく丁寧にサインを書いてくださいました。
話しかけてはいけないくらいに集中していらしたので、緊張していたこともありお隣にいらしたナナロク社の社長に話しかけていました。

若松さんは池田晶子さんの言葉を引用しながら「わかる」ことは「変わる」ことだという。

わたしが今日から変わっていないとしたら、それはわかっていないということなのだ。
ものすごくこわい。
でもひとつひとつやるしかないのだ。

東京に住んでいたら、全部の講座を受けたいなぁ。


ところで、『悲しみの秘義』はものすごく素敵な装丁の本で、見た目だけでも目を引く美しい本ですが、表紙は6種類あるのだそうです。

購入するときはそれを知らずに買いました。

装画は日傘作家のひがしちかさんだそうです。

ものすごく美しくてかなしくなるくらい。

なかみのエッセイも同じく。



また軽くなっちゃうけれど、たぶんまた明日。
ごきげんな毎日を~ciao♪


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by amica-aroma | 2016-06-27 22:24 | 日記・雑記 | Comments(0)