2015年 08月 06日
読んだ本記録 『TOKYO 0円ハウス 0円生活』
2015年読み終わった本30冊目。
『TOKYO 0円ハウス 0円生活』坂口恭平
人間にとって「家」とは何だろう?ということを深く考えさせられる内容。
この本に出てくる「0円ハウス」は、いわゆる”ホームレス”と呼ばれる方々の住み処のこと。
住み処=家があるのだから”ホームレス”という呼び名に矛盾が出るのであるが、住民票の発行ができる住所を持たないとなると、現在の日本ではそういうことになっている。
著者の坂口氏は、建築家を志して大学の建築学科に進むが、商業的に建築物を作ることや、設計の仕事をやっていく道に疑問を持ってしまいます。
それでだんだん0円ハウスの取材にのめり込んでいくのです。
『僕たちが考えている「家」というものが、どれぐらい人間に必要なのか。お金もそうだ。仕事もそうだ。色々なことが頭を駆け巡っている。すべてをもう一度考え直している。』
という著者の言葉を読んで、まったく同じことを考えてしまいます。
どんな人にも”家”は必要だ。
自分にとって必要十分で快適な家は自分で考えなければならない。
0円ハウス0円生活をみんなが実行した方がよいということではない。
本当に自分の力に見合った生活と、あとは工夫。
わたしの周りを見渡すと、うちより条件の悪い家に住んでいる人はひとりもいないと断言できますが、家が片づかずとっちらかっている、家庭がうまくいかない、家は落ちつかないという人が多い。
素敵な家やマンションに住んでいるのに。
本当に「家」ってなんでしょう。
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『TOKYO 0円ハウス 0円生活』坂口恭平
お気に入り度★★★★☆
『TOKYO 0円ハウス 0円生活』坂口恭平
人間にとって「家」とは何だろう?ということを深く考えさせられる内容。
この本に出てくる「0円ハウス」は、いわゆる”ホームレス”と呼ばれる方々の住み処のこと。
住み処=家があるのだから”ホームレス”という呼び名に矛盾が出るのであるが、住民票の発行ができる住所を持たないとなると、現在の日本ではそういうことになっている。
著者の坂口氏は、建築家を志して大学の建築学科に進むが、商業的に建築物を作ることや、設計の仕事をやっていく道に疑問を持ってしまいます。
それでだんだん0円ハウスの取材にのめり込んでいくのです。
『僕たちが考えている「家」というものが、どれぐらい人間に必要なのか。お金もそうだ。仕事もそうだ。色々なことが頭を駆け巡っている。すべてをもう一度考え直している。』
という著者の言葉を読んで、まったく同じことを考えてしまいます。
どんな人にも”家”は必要だ。
自分にとって必要十分で快適な家は自分で考えなければならない。
0円ハウス0円生活をみんなが実行した方がよいということではない。
本当に自分の力に見合った生活と、あとは工夫。
わたしの周りを見渡すと、うちより条件の悪い家に住んでいる人はひとりもいないと断言できますが、家が片づかずとっちらかっている、家庭がうまくいかない、家は落ちつかないという人が多い。
素敵な家やマンションに住んでいるのに。
本当に「家」ってなんでしょう。
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『TOKYO 0円ハウス 0円生活』坂口恭平
お気に入り度★★★★☆
by amica-aroma
| 2015-08-06 21:45
| 読書記録