読んだ本記録 『知ろうとすること。』

2014年読み終わった本134冊目。


『知ろうとすること。』早野 龍五・ 糸井 重里

まだまだ昨年読んだ本の記録。(いつ終わるの?)

ブログで読んだ本すべての記録を書いていますが、人に薦めたくて書いているわけではありません。
わたしにとって読書は日々欠かせないものなので、「日記を書く=読んだ本のことも書く」になっているだけです。

また、普段から読書はとても個人的なものだと思っているので、アロマ講師としてアロマテラピー学習の関連本をご紹介するのを別とすると人様に本を勧めることは皆無に等しいのです。

しかしこの『知ろうとすること。』は世界中の全員が読むべき本だと思いました。

そこまで言える本と出会ったのは初めてだと思います。

内容にどんどんひきこまれたのはもちろんのこと、誰もが知っておいた方がよいことが、どんな人にも理解できる言葉で書かれているからです。


2011年3月、福島第一原発の事故後、さまざまな情報が飛び交う中、淡々と事実やデータを分析し、Twitterで発信し続けた物理学者の早野龍五さんと糸井重里さんの対談形式で書かれています。

こんなにすごい人がいたのだ。

専門家じゃないのに自分のお金と時間を使って調べ、論文を書き、政府や必要な機関に働きかけたり、Twitterで世の人々に発信したりしている。

糸井さんもすごい。
糸井さんがわたしたち読者と同じレベルに立ってまとめてくれているので、本当にすんなりと頭に入ってくる。


タイトルの「知ろうとする」に重要な意味があると思います。

事実を何も知らずに(知ろうとせずに)福島や茨城の野菜は絶対に食べない、というような選択をわたしはしたくない。
予想以上にそういう人がいて、そういうことを聞くと胸がきゅーっと痛くなる。

実際にはこの本を読む前でもどんどん買って食べていましたが、本を読んで心配ないことがわかりさらに安心。

この本の時点での結論は「内部被ばくはもう大丈夫。外部被ばくにはまだリスクがある」だそう。


テレビだけを見ていても正しいことはわからない。
だからといってネットがすべて正しいわけでもない。

自分から「知ろうとする」以外に方法はないのだ。


もうひとつ、この本のすごいところは、国も東電も誰のことも、一切批判することなく語られているところだ。

批判は簡単だけれど、それをしないで、きちんとしたデータや知識を積み上げていく。


冒頭の糸井さんの言葉『大切な判断をしなければいけないときは、必ず科学的に正しい側に立ちたい。』

本当にそう思います。
科学がすべてと思っているわけではないし、日常生活の中では科学よりも印象や感覚や直感や・・・とにかく勘のようなもので物事を判断している方が多いと思うしそれも大切だけれど。

これからも、何度も読みたいと思います。


今週3.11がやってきます。
その日だけ思いだすのではなくいつも心に置いておきたいですが、この本を読むきっかけとしてその日を選ぶのなら許されるのでは、という気もします。

まだまだこの人たちの話を読みたい、もっと知りたいと強く思ったという意味で、この本をおもしろかったと言いたい。

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『知ろうとすること。』早野 龍五・ 糸井 重里
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma | 2015-03-09 21:46 | 読書記録 | Comments(0)

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