読んだ本記録 『すばらしい日々』

2014年読み終わった本50冊目。


『すばらしい日々』よしもとばなな

よしもとさんの文章は、もう何年も前に小説を読むのをやめてしまって日記やエッセイなどしか読んでいなくて、それはあまりきれいな言葉で語られていないことが多いように感じていました。

この『すばらしい日々』では、透き通るようなきれいな文章と言ったらいいのか、本を読んでいるだけなのに、自分が今生きていることに感謝をせずにいられなくなるような感じなのです。

誰も避けて通ることのできない「生」と「死」に向き合うこと。
親がどんどん弱っていくのと寄り添いながら過ごし、そして看取ること。
本当に大切なものを大切にして暮らすこと。


わたしがいちばん恐れていることは親が死ぬことだ。

年齢からいって、既に経験していてもおかしくないことだけれどまだ経験していない。

親がいつか死んでしまうということを想像しただけで涙が止まらないくらいだ。

それでおいおい泣いてしまうこともある。
けっこうひんぱんに。
(病気なわけでもなくて、今日のところふたりとも元気ですけど)

でも、そのことは、どうしても経験しなくてはならない。

その、わたしがいちばん恐れていることがやってくるとき、またやってきた後も、この本が支えになってくれるだろう、と思う。

この本は図書館で借りたので手元にはないのだけれど、必要なときがきたら忘れずに手にとろうと決めている。

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『すばらしい日々』よしもとばなな
お気に入り度★★★★☆
by amica-aroma | 2014-06-19 20:28 | 読書記録 | Comments(0)