2010年 11月 14日
読んだ本記録 『抱擁、あるいはライスには塩を』
2010年65冊目に読み終わった本。
『抱擁、あるいはライスには塩を』江國香織
数日間、朝起きると手にとり
気がつくと読みふけっていました。
いつも朝はPCを立ち上げてブログを書いたりメールチェックしたり
あとは録画したドラマを見るのが定番ですが
この本を読んでいる数日間は、PCもテレビもつけず
柳島家の世界に浸りきったのでした。
SPURで連載しているときから
早く単行本化されないかな、と待ちに待っていたので。
年に1~2冊しか小説を読まなくなって数年。
虚構の世界より現実を、と思ってそうしたつもりでしたが
すぐれた小説を読んでいると
どちらが現実か、とかそういうことはどうでもよくなってくるものですね。
家族三世代の物語の中の生活は、一般的ではない部分もあるけれど
それぞれの人の人生は、リアリティを持ったものとして迫ってきます。
年代が前後して様々な視点で描かれていることも
(途中で何度も前後関係を確認しないといけなかったけれど)
新鮮でした。
あたりまえだけど、みんなの人生が全部まったく違う。
何が普通かなんてわからないし決められない。
自分の、小さな小さな世界でいいんだ、
人と比べなくてもいいんだ、ということを
日々何度も確認しないとなかなか生きていけない。
その確認手段が小説であってもいいのだな。
内容がどんなものであれ、読書は本当に愉しく素晴らしい。
『抱擁、あるいはライスには塩を』江國香織
数日間、朝起きると手にとり
気がつくと読みふけっていました。
いつも朝はPCを立ち上げてブログを書いたりメールチェックしたり
あとは録画したドラマを見るのが定番ですが
この本を読んでいる数日間は、PCもテレビもつけず
柳島家の世界に浸りきったのでした。
SPURで連載しているときから
早く単行本化されないかな、と待ちに待っていたので。
年に1~2冊しか小説を読まなくなって数年。
虚構の世界より現実を、と思ってそうしたつもりでしたが
すぐれた小説を読んでいると
どちらが現実か、とかそういうことはどうでもよくなってくるものですね。
家族三世代の物語の中の生活は、一般的ではない部分もあるけれど
それぞれの人の人生は、リアリティを持ったものとして迫ってきます。
年代が前後して様々な視点で描かれていることも
(途中で何度も前後関係を確認しないといけなかったけれど)
新鮮でした。
あたりまえだけど、みんなの人生が全部まったく違う。
何が普通かなんてわからないし決められない。
自分の、小さな小さな世界でいいんだ、
人と比べなくてもいいんだ、ということを
日々何度も確認しないとなかなか生きていけない。
その確認手段が小説であってもいいのだな。
内容がどんなものであれ、読書は本当に愉しく素晴らしい。
by amica-aroma
| 2010-11-14 13:59
| 読書記録