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2017年読み終わった本39冊目。


『「私」を受け容れて生きる―父と母の娘』

この本、今年のはじめくらいに読んだのですが、とてもよかったので、読書記録を書くのが遅くなってしまいました。

よかったのならすぐ書けよ、という感じですが、とにかく自分の考えを文字にするのが苦しいので、なかなか書けずにいました。
今も書けませんが、読んだということだけでも記録しておこうと思って。


著者の末盛さんは、彫刻家舟越保武氏の娘。
皇后様のご講演録『橋をかける』を手がけた編集者なのだそうです。

子ども時代、最初の結婚、その夫の突然の死、息子さんのこと、再婚相手も看取り。
ブックフェアなど絵本編集者としてのさまざまなエピソード。

そして岩手に移住した後起きた東日本大震災。

現在は「3.11絵本プロジェクトいわて」の代表として活動されているそうです。

著者の自伝であるこの本は、あたりまえだけれど末盛さんの人生が綴られているのに、自分が励まされているような気がしてくるから不思議です。


本の最初から最後まで、ひきこまれるお話ばかりだったのですが、特に印象に残ったところは最初の夫が亡くなった後のところ。

『それまでの夫は、朝仕事に出かけて行き、夜帰ると、そのとき初めて目の前の実在の人になった。生きているとはそういうことだった。しかし、亡くなると、不思議なことに、いつでも一緒にいるのだった。』

家族の(未来の)死にどうしても怯えてしまう毎日なので、なんだかすーっと心に入ってきた。

帯にある『それでも、「人生」は生きるに値する』『幸せとは、自分の運命を受け容れること』という言葉もあらためて心に迫ってくる。

わかっているつもりなのに日常にまみれすぐ忘れてしまう。
1月頃読んで、今回これを書くために再度見直して、今の自分に必要な言葉がたくさん詰まっていたのでした。


「千枝子」というお名前は高村光太郎が名づけたそう。
「女の名前は智恵子しか思い浮かばない」と言ったのだそうです。

それもすごいなぁ。


久しぶりに(アロマや科学以外で)保存版の書籍です。

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『「私」を受け容れて生きる―父と母の娘』
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma | 2017-09-18 07:29 | 読書記録 | Comments(0)

新潟市のアロマテラピー教室amica(アミーカ)の川上裕子です。ここでは日記・雑記・読書記録・お知らせなどを書いています。企業で働きながら自宅・出張レッスン等で活動中。


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