読んだ本記録 『綴られる愛人』

2017年読み終わった本13冊目。


『綴られる愛人』井上荒野

新しい。面白い。

いやだ何これ、うそこれ、と思いながらもやめられない。

この時代に「手紙」というところもドキドキする理由のひとつかも。

手紙が大きな意味を持つ小説は古くから多くあるのだろうけれど、メールやメッセージツール主流のこの時代に「文通」というだけで非日常のにおいがして。

東京の35歳主婦・作家(手紙の上では28歳専業主婦)と魚津の21歳大学生(手紙の上では35歳会社員)との文通。

手紙は「綴り人の会」を通して届けられるので本当はどこに住んでいるのかわからないまま手紙のやり取りをします。
やがてそれはミステリーになっていきます。

やっぱり、何もかも巧いなぁ。


そういえば、小学校から中学校にかけて、何人かの人と文通をしていました。

雑誌の「ペンフレンド募集」というところに応募して、住所と名前が掲載されると全国から大量の手紙が届きました。

個人情報とか考えると、今ではありえないそのしくみ。
そして知らない人と手紙のやり取りをすることに、親も何も心配しなかったという。

すべてがありえない。

「手紙」って、いろいろなことを想起させる存在だな。

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『綴られる愛人』井上荒野
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2017-05-07 09:30 | 読書記録 | Comments(0)

新潟市のアロマテラピー教室amica(アミーカ)の川上裕子です。ここでは日記・雑記・読書記録・お知らせなどを書いています。企業で働きながら自宅・出張レッスン等で活動中。


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