2017年 02月 19日
公民館サイエンスカフェ第3回(2017年)『新潟市域の地震・津波災害を考える』
昨日は「公民館サイエンスカフェ」第3回に行ってきました。
これまでの感想
→公民館サイエンスカフェ第1回(2017年)『科学と文化を紡ぐビッグヒストリー』
→公民館サイエンスカフェ第2回(2017年)『元素名決定! 113番元素ニホニウム』
今回のテーマは、『新潟市域の地震・津波災害を考える』
講師は新潟大学災害・復興科学研究所の卜部厚志さん。
以前にも「公民館サイエンスカフェ」で、またジュンク堂の「サイエンスカフェにいがた」でもお話しくださったことがあるそうなのですが、わたしは今回初めてお聴きしました。
災害に関しては、怖がるだけで何の知識もないので、しっかり学びたいと思っていました。
資料も大量で、盛りだくさんな内容。
一度も集中力が途切れることなくお話をお聴きすることができました。
それも、講師の卜部さんがサービス精神旺盛でエネルギッシュにお話してくださるから。
どんどんひきこまれていくのでした。
最初に昨年(2016年)の熊本地震の状況から。
熊本と新潟では被災予測の規模が類似しているということで、同様の課題があり、学ぶべきことが多いということ。
新潟県はもともと活断層が多く、地震活動が活発な地域であるが、もしも起こった場合も全県全域が一気に被災するということはなく、限定された地域での被害となる。
地域間での相互支援が可能である。
近いのは長岡平野西縁断層(東北地方最大級の活断層)で、活動間隔が1000~1500年。
最新の活動が約1200年前ということで、これから考えると、今日起きるかもしれないし、300年後かもしれない!!
1000年単位で活動するのは、他の断層(4~5000年程度)に比べるとかなり活発なのだそう。
地域ごとに被害の予測は異なるので、地域ごとに考えておくことが必要ということ。
地質図も見せていただき、地域による津波や液状化になりやすさの説明がありました。
みんな自分の家はどうなの?と知りたくなったと思う。
でも必ずしも自宅にいるとは限りませんものね・・・
また、新潟県の津波浸水想定はあらたに計算中だそうで、それが出次第わたしたち自身でしっかり知るようにしなければなりませんね。
(→2013年版はありますが、2017年版を作成中とのこと。)
しかし、300年後かもしれない。
いや今日か明日かも?
1964年の新潟地震の際の白山小学校の児童の作文をいくつか見せていただきました。
小学生の文章は、報道の文章や写真よりも怖さが迫ってくる。
「じめんが波のようにゆれて水がふきだした」
どんなにおそろしかっただろう。
昨日は、申込者が定員オーバーの盛況ぶりで、市民のみなさんの興味の深さを感じました。
来週は今年度最終回です。
テーマは『眼の健康 ~健康長寿の秘訣は元気な眼から~』
講師は新潟医療福祉大学医療技術学部の石井雅子さんです。
詳細は→◆第33回[平成28年度 第4回]公民館サイエンスカフェ(2017/02/25)◆
毎回聞き逃せないテーマで楽しみですね。
昨日は「公民館サイエンスカフェ」終了後、家で少しだけ休憩してから江南区文化会館の新潟室内合奏団演奏会へ。
演奏会の感想は明日の朝更新予定です♪
じゃ、たぶんまた明日。
ごきげんな毎日を~ciao♪
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by amica-aroma
| 2017-02-19 08:09
| 日記・雑記