読んだ本記録 『職業としての小説家』

2015年読み終わった本49冊目。


『職業としての小説家』村上春樹

村上氏ご本人の、自分はこうやって小説家になってこうやって書いていますよ、ということを書いている本であって、決して小説家になるための、または小説を書くためのハウツー本などではありません。

村上氏のこれまでが語られる貴重な内容のエッセイでした。

とはいっても、参考にできるところはたくさんあると思います。
わたし小説家でも小説家志望でも何でもないのですが、そういうところではなく、仕事をしていくうえでの考え方というか。

特に村上春樹ファンを自認しているわけではありませんが(いわゆるハルキスト?とか違うし)、小説はほぼ全作品読んでいるので、この本にも興味津々でした。


個人的にはとてもおもしろくて印象的な本でした。

レビューで「文才がない」「人間が幼稚」などの意見が少数ですが出ていて驚きます。
わたしが思うに、知る中では最も文才があると思うのに。

また、幼稚ととるか少年の心を持ち続けているととるか、相手を好きか嫌いかで評価が分かれるのだな。


わたしにとってはこんなに表現できたらどんなにいいだろう、うーとうなるくらい文才があると思えます。

しかも、『正直言って、ものを書くことを苦痛だと感じたことは一度もありません。」だそうな。

そうですよね、そういう人がもの書きになるのですよね。

わたし、小学生並み以下の日記や読書感想文でさえ毎日苦痛です。
自分の心の中を、心にあるように表現できたことがほぼないからです。


毎年ノーベル賞の季節になると受賞が期待されますが、もうこのお方は賞とか関係ないくらいのところに登りつめているのではないのかな、と思います。

今後、何冊読めるでしょうね、村上春樹小説。
楽しみであることに間違いはありません。

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『職業としての小説家』村上春樹
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma | 2015-10-28 21:55 | 読書記録 | Comments(0)

新潟市のアロマテラピー教室amica(アミーカ)の川上裕子です。ここでは日記・雑記・読書記録・お知らせなどを書いています。企業で働きながら自宅・出張レッスン等で活動中。


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