2014年 12月 11日
読んだ本記録 『毛のない生活』
2014年読み終わった本110冊目。
『毛のない生活』山口ミルコ
毛のない生活・・・なかみを知らなければえっ?と思うタイトルかもしれませんね。
著者は編集者として激しく働いていた会社を退社してすぐガン宣告される。
毛のない生活というのは抗がん剤で髪の毛が抜けてしまったときのことを指しています。
「まさか自分が坊主になろうとは。起きてマクラが髪の毛だらけで真っ黒だったあの朝のことは、生涯忘れないだろう」
経験したことがないのもそうだけれど、実感を持ってちゃんと考えたこともなかった。
著者の文章は、まっすぐ心に届いてくるようでした。
大げさに悲観的にもならず(表現が、ということ)、生きることへの思いがまっすぐ。
著者は、ガンに悪いと言われている化学物質や肉類、乳製品などを排除し、玄米菜食に変えたという。
「そんなにたくさんお肉が必要ですか?」という問いかけに打ちのめされた。
わたしは肉が大好きで、基本的には常に肉食がいいと思っている。
それは今健康だということなのだ。
病魔に侵されたときに「だって肉が食べたいんだもん」と言えるか?
「人間のからだはこの上なく貴重で、全世界にもかえられないものではないか。身を慎み、生命を大事にするのは、人間最大の義務である。」という貝原益軒の『養生訓』からの引用も心をひどく打った。
2回連続して読んだら、生きるために必要なことのすべてがこの本に書いてあるような気がしてきたのです。
毎日アロマを通して命について考え学んでいるつもりだったけれど、なんにもわかってないのでは。
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『毛のない生活』山口ミルコ
お気に入り度★★★★★
『毛のない生活』山口ミルコ
毛のない生活・・・なかみを知らなければえっ?と思うタイトルかもしれませんね。
著者は編集者として激しく働いていた会社を退社してすぐガン宣告される。
毛のない生活というのは抗がん剤で髪の毛が抜けてしまったときのことを指しています。
「まさか自分が坊主になろうとは。起きてマクラが髪の毛だらけで真っ黒だったあの朝のことは、生涯忘れないだろう」
経験したことがないのもそうだけれど、実感を持ってちゃんと考えたこともなかった。
著者の文章は、まっすぐ心に届いてくるようでした。
大げさに悲観的にもならず(表現が、ということ)、生きることへの思いがまっすぐ。
著者は、ガンに悪いと言われている化学物質や肉類、乳製品などを排除し、玄米菜食に変えたという。
「そんなにたくさんお肉が必要ですか?」という問いかけに打ちのめされた。
わたしは肉が大好きで、基本的には常に肉食がいいと思っている。
それは今健康だということなのだ。
病魔に侵されたときに「だって肉が食べたいんだもん」と言えるか?
「人間のからだはこの上なく貴重で、全世界にもかえられないものではないか。身を慎み、生命を大事にするのは、人間最大の義務である。」という貝原益軒の『養生訓』からの引用も心をひどく打った。
2回連続して読んだら、生きるために必要なことのすべてがこの本に書いてあるような気がしてきたのです。
毎日アロマを通して命について考え学んでいるつもりだったけれど、なんにもわかってないのでは。
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『毛のない生活』山口ミルコ
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma
| 2014-12-11 21:37
| 読書記録