読んだ本記録 『ベッカライ・ビオブロートのパン』

2014年読み終わった本92冊目。


『ベッカライ・ビオブロートのパン』松崎太

いやーもう本当にすごかった!

こんなにもパンづくりを研究して追求して、そしてまじめにパンを焼いて。

こんなにしてまでおいしくないわけがないと思ってしまいます。

ベッカライ・ビオブロートは兵庫県芦屋市にあるパン屋さんなので、もちろん食べたこともないのですが、この本のあまりにも濃い内容に圧倒され、食べた気になってしまうくらい。


この本では大きく2章に分かれており、第1章は修業時代。

著者は大学卒業後サラリーマンになるのですが、職人になろうと思いなおし、専門性の高い職業の中から「鍼灸師」と「パン職人」に絞り込んだとのこと。

最初からパンありきではなかったのです。

そして、ドイツで修業し「マイスター」の資格をとります。

また、古書でパンづくりを研究しつつ試作を重ねます。


店名の「ベッカライ」は「ベーカリー」、「ビオ」は「バイオ(自然農法の)」、「ブロート」は「ブレッド」だそうです。
ドイツ語なのですね。


第2章はベッカライ・ビオブロートのパンのすべて。

オーガニックの材料を使用した全粒粉100%のパンがほとんどで、それをを著者ひとりで焼いているという。

パン職人の参考書にもなるのでは?という内容で、パンの作り方も材料も機械の種類も仕入れ先も何もかも全部(画像も含め)公開しています。

ここまで書いていいの?と思いますが、誰かが同じ材料と機会を揃えたとしても、この方にはかなわないのではないでしょうか。


わたしはパンの専門家でもないし、パンを焼いたことさえ1度もないので、専門用語で説明された部分は難しくよくわからないところも多かったのですが、この人がどんな試行錯誤をして今にたどり着いたかが知りたくて知りたくて、なんとか全部読んでついていった感じです。

パンのことについてこれでもか、というくらい書かれているのですが、働き方や人生まで考えさせられる一冊となっています。

真っ赤なカバーが印象的な本ですが、お店もこの色が特長のようです。


わたしは実はパンがあまり得意ではなかったのですが、最近ちょうどいろいろなパン屋さんのパン(主に食パン)を食べ比べています。

とにかく酸味のあるパンがどうしても許せないと思っていたのですが、そのこともこの本で解決。

サワー種というのを使うとパンに酸味が出るそうですが、その味が好きという人も多いのだそう。

でもやっぱりパンの酸味は許せない。


ベッカライ・ビオブロートのパン、いつか食べてみたいです!

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『ベッカライ・ビオブロートのパン』松崎太
お気に入り度★★★★★
by amica-aroma | 2014-10-14 21:04 | 読書記録 | Comments(0)

新潟市のアロマテラピー教室amica(アミーカ)の川上裕子です。ここでは日記・雑記・読書記録・お知らせなどを書いています。企業で働きながら自宅・出張レッスン等で活動中。


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