読んだ本記録 『命をつむぐバラ』

2013年64冊目に読み終わった本。


『命をつむぐバラ』山下文江

アロマテラピー書籍のコーナーに置いてあったし、バラについての本であることは間違いないのですが、アロマの本ではないのです。

そして、著者は「香りのセラピー」を提唱してはいるけど、アンチアロマテラピーな文章がほんのそこここに。
よほど化学式がお嫌いらしい。


とても写真の美しい本でした。
すべてのページにわたって、左側が写真で、右側が文章という構成。

中にはバラと関係あるのかな?という写真(馬とか)もありましたけど。
すべてブルガリアで撮影されたものだそうです。


数々の写真を見て、バラって香りだけでなく見た目でもわたしたちに元気をくれるのだな、と実感。
花の中では特に好きな方ではないけれど、時々飾ろうかな、と思ったくらい。


ローズオイルを飲むことを勧める本ですが、製品の宣伝もあり(60粒3万円!)どれでも飲めばよいというものではないようでした。
うーん、宣伝本だったか!?

有名なシェフたちがローズオイルをお料理やスィーツに使っているお話や、医療現場での活用など、興味深い話題満載でしたが、ちょっと庶民からは遠く感じるかもしれません。


しかし、最初に語られた著者の体験談は、心に迫るものがありました。
心が死ぬ直前だった時に出会ったバラ。

それが人を助ける大きな力であることを、わたしはアロマテラピーの観点から知っています。

「効果効能や禁忌だけを覚えて香りから離れていくアロマテラピー」と著者は書いていますが、そんなことはないのにな。

ともかく、バラの絶大な力に関しては異議なし、です。

確かにバラの精油は高いけど、何万円という単位でなく、誰でもが活用できるような方法を考えたいなと思います。

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『命をつむぐバラ』山下文江
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2013-09-27 07:28 | 読書記録

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