2013年 06月 30日
おまつり
少し前のことですが、実家の法事がありました。
「法事」という言葉を使っていますが、うちは「神道」で、年忌祭というおまつり。
だからおめでたい鯛のお菓子です。
祖父の20年祭でした。
加えて祖母が亡くなり17年で、それも合わせてやったのでした。
同居していた祖父は神主で、子どもの頃から何かあると祖父が神主の服(そういう家に育っていながら名前はわからない)に着替えて、木の先に白い紙のひらひらがついた棒(これも名前がわからない)を頭の上で振り、「はらいたまえきよまたまえ~~かしこみかしこみ~」と祝詞をとなえていました。
「お祓い」は神社に行くものではなく自宅でやるものだったのです。
今思えばそれは特殊な環境だったのでしょうが、小さい頃からうちでは普通のことだったのでした。
今は叔父があとを継いで神主となっています。
おまつりのあとは久しぶりの兄弟会も兼ねて、ということで月岡温泉一泊。
わたしたち夫婦は翌日仕事だったので夕食をご一緒して泊まらず帰ってきました。
親戚の集まりというと気が重い感じもするけど、みんな明るくいい人で、思いがけず楽しかった。
わたしたちの結婚披露宴以来10年ぶりに会った方、祖母の告別式以来17年ぶりに会った方、もしかすると、次には会えないかもしれない人もいると思うと、なんだかせつなくもなるのでした。
人生はさよならの連続なのだ。
会った人、会えたときには気を抜いちゃいけないな、あらためて。
by amica-aroma
| 2013-06-30 10:40
| 日記・雑記