読んだ本記録 『生きてるだけでなぜ悪い? 哲学者と精神科医がすすめる幸せの処方箋』

2013年4冊目に読み終わった本。


『生きてるだけでなぜ悪い? 哲学者と精神科医がすすめる幸せの処方箋』中島義道・香山リカ

昨年買って最初の数ページだけ読んで、そのまま本棚の奥で忘れられていました。

次どれを読もうかな~と本棚を探していて見つけたのでした。


そしたら面白くて一気読み。
若者へのメッセージ、ということでしたが若者でないわたしにも充実した読書になりました。
わたしが未熟ってこと!?

もしかしたら、本当に届いてほしい若者には届かないのかもしれないな。
必要なときと理解できるときにはタイムラグがあるのかもしれません。


哲学者中島義道氏と精神科医香山リカ氏の対談集。

おふたりとも相手に関係なく好きなことを話しているようで、でもちゃんと話はリンクしてメッセージがある。


中島氏、香山氏のそれぞれの著作は何冊か読んでいますが、対談となるとちょっと雰囲気も違って、この方にこういう面もあったのか、と興味深かった。


付箋をつけた言葉。
(すべてが中島先生のお言葉でした。)

「…ある程度強制されることは必要です。「仕事をすること」は「嫌なことをして金をもらうことに喜びを感じること」でもありますからね。」

「…自信というものは必ず実績に基づいていなくてはいけません。実績の積み重ねが自信につながるのです。」

「…「成功したい」「成功したい」と思うとうまくいかないので、自分自身に「何か」があることを信じてそれに忠実に生きるということでしょうか。要するにごまかさないで生きることが大事なことでしょう。」

「…私は「人生は自由を求める闘い」だと思っていて、やりたいことをやればいいのです。他人の評判や世間体からいかに脱するかが重要です。」


生きているだけでじゅうぶんだけど、ちょっと考え方を変えればさらに楽になる。
ってわかってますけどね。

--------------------------------------------------
『生きてるだけでなぜ悪い? 哲学者と精神科医がすすめる幸せの処方箋』中島義道・香山リカ
お気に入り度★★★★☆
by amica-aroma | 2013-02-12 07:48 | 読書記録

ぐだぐだな日記10年毎日更新→最近は気まぐれ更新。


by amica(あみーか)