読んだ本記録 『だれもの人生の中でとても大切な1年』

2012年23冊目に読み終わった本。

『だれもの人生の中でとても大切な1年: yoshimotobanana.com2011』よしもとばなな

今回で最後だそうだ。
10年間続いたよしもとさんの日記文庫。

「十年間は続けようと思って日記をはじめ、ここで終わります」
とのこと。

両親の死はできれば日記に書かず、自分の中で静かに味わいたい、と思っていたそうです。

日記は昨年(2011年)12月31日で終了、そして今年の3月お父様がお亡くなりになりましたね。

ここ数年の両親に対しての接し方、考え方には共感するものがありました。
うちはまだふたりとも元気ですが、見習って接したい。



それにしても、よく全部読んできたなー。
15冊出ているらしい。

ここ数年はもういいかなー、読むのやめようかなーと思ったことも何度もあるのですが、買わないという決断はできず。
今回最終回と知ってやはりさみしい気もちの方が強いです。

よしもとさんの文章は、以前は小説も全部読んでいたのですが最近はあまり入り込めなくなってしまい、この日記しか読んでいませんでした。


わたしの愛読する三大日記。
よしもとばななさん、高山なおみさんの「日々ごはん」、銀色夏生さんの「つれづれノート」
本として出版が続いているのは「つれづれ~」だけですねー。
(高山さんの日記は毎日じゃなくなったけどサイトで読めます。)



付箋を付けたところ。

「どんな職業の人でも人は毎日仕事をして、まじめに生きるしかない。他の道はない。人のうわさばなしをしたりして時間をつぶしているひまもない。その間にぞうきんがけなどしたほうが体によいからそうしている。面白みも派手さもないけれど、かけがえがない。何物にもくじけない地味だが素晴らしい毎日。」

「くじけそうな体調や精神状態をひとつひとつ砂金を見つけるように丁寧に洗い出していって、小さい輝きを見つけたらそれをきれいに並べて、そこからできることをする、そういう感じの作用をずっとしている気がする。」

「もし私の人生が不自由だったら、それは私の心が不自由だからであって、だれのせいでもない。」

「最近ほんとうに思うのは、「こうでさえなければ、~なのに」というのがからくりだということだ。実際歩けなくなったり、病気になったりするとよくわかる。時間さえあれば~なのに、とか寝不足でさえなければ~なのに、とかもありそうで実はない。そのときにできることは、そのときにできるし、できないことはどの条件でもできない。こうであればこうなのに、というのは結局頭の中だけでのことだ。」

・・・etc

この方の文章ははたしてうまいのか?と思うこともあるのですが、作家として継続できるということは文章がうまいとかそういうものを超えた何か(それを才能というのかな)があるのだろう。
伝わるなにか。


わたしも今できることを。

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『だれもの人生の中でとても大切な1年: yoshimotobanana.com2011』よしもとばなな
お気に入り度★★★☆☆
by amica-aroma | 2012-05-08 07:08 | 読書記録 | Comments(0)

新潟市のアロマテラピー教室amica(アミーカ)の川上裕子です。ここでは日記・雑記・読書記録・お知らせなどを書いています。企業で働きながら自宅・出張レッスン等で活動中。


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