読んだ本記録 『ぜんぶの後に残るもの』

2011年55冊目に読み終わった本。

『ぜんぶの後に残るもの』川上未映子

タイトルと帯の言葉から、東日本大震災を受けての文章が収められた本だと思って買ったのでしたが、週刊新潮の連載を収めたほうがメインで、地震の後で書かれたものはそのうちの一部でした。

ちなみに帯の言葉は「津波にも地震にも奪いきれないものが、わたしたちのなかにはある」
さらに帯の端に小さく「わたしにとっての南三陸町は・・・云々」

ねっ、その話だと思うでしょ。
違ったんですねー。

おもしろかったので結果よかったです。
いつもタイトルとなかみの食い違いには文句を言うのですが、この本の場合、タイトルに関しては思い込みですもんね。


いくつかのテーマは、わたしが普段からつらつらと思っていたことを、これ以上でもこれ以下でもない的確な表現力で文章にしている。
心の中で拍手。
「そうそう、そうなんだよー」と気もちのよいくらい。

しかも内容は高尚なことではない。
トイレットペーパーのホルダーの形の完成度や脳のキャパシティ問題、おばさんがいつからどうキツくなるか・・・etc


あえて、かもしれないけど時たま若者言葉が混じり、んん?と思うことがある。
ま、若者ですね。

自分だってわざと使うときもあるし、知らずに書くこともありますけど。
これだけブログやツイッターなどが普及すれば伝統的な日本語なんてどこかに行っちゃいますよね。
自分としてはできる限り気をつけたいけど。

この著者のことに戻れば、週刊誌だし、エッセイだし、あえてなのだろうと思います。



同じ姓だからってことだけでもないけど注目作家。
川上姓の作家は川上弘美さんもいますねー。


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『ぜんぶの後に残るもの』川上未映子
お気に入り度★★★★☆
by amica-aroma | 2011-09-15 08:01 | 読書記録 | Comments(0)

新潟市のアロマテラピー教室amica(アミーカ)の川上裕子です。ここでは日記・雑記・読書記録・お知らせなどを書いています。企業で働きながら自宅・出張レッスン等で活動中。


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